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個別記事の管理2013-05-23 (Thu)
こんにちは、まかない婦です。

最近当社で働くようになった人の中に、従業員食堂で食事をしない人が居ます。自宅からお茶とおにぎりを持ってきているようです。当社のごはん代は社員は無料、それ以外の人たちからは1食200円いただくことになっています。

勿論200円以上の材料費はかかっていますが、福利厚生の意味と売り物にならなくなった野菜の有効活用という観点からこの値段になっているわけです。

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食事の内容はこんな感じです。主菜と副菜、汁物のほか漬物類も結構豊富に用意されていて、ごはんや味噌汁はお代わり自由。おかずも余っていればどれだけ食べてもよいことになっています。

ですから200円は決して高くないと思います。お弁当なら無料で漬物や汁物を食べてもらってもよいと彼女には伝えましたが、遠慮しているのか食堂に来ることはありません。

それ以上無理に勧めるとかえってプレッシャーになるかもしれないのでそのままにしてあるのですが、本人いわく
「貧乏なので・・・」だそうです。

冗談なのかもしれませんが、まかない婦も昔お金が無くてずいぶん嫌な思いをしたので、金欠の辛さは骨身にしみています。弟である社長にしたところで同じこと、つい昨日の当社主催のゴルフコンペの商品に箱入りのどん兵衛が用意されていました。ずいぶんたくさんあったので多分参加賞なのかしら・・・?

社長は新入社員が入ってくると
「給料もらったらどん兵衛一箱買っておけ。月末に金が無くなってもどん兵衛が食える。」といつも言っているようです。社長にとってどん兵衛は特別な食べ物なのでしょう。彼もお金が無くて飢えた経験の有る人です。

まかない婦がお金が無くて一番辛かったのは、やっと就職した病院の栄養科でのことです。早番の時は当番の3人で朝食をとるのですが、患者さんの食事と同じものを食べてもよいことになっていました。けど、みんな何らかのおかずを持ってくるのでお付き合いで何か持っていかなければなりません。

しかし、自分の分の食事にさえこと欠くほどの極貧生活、他人の朝食に差し入れする余裕などありませんでした。他の人はフルーツや美味しそうなお惣菜を買ってきて気前よくくれるのに、まかない婦の差し出せるものと言ったら自分で作ったカレーや安物のコロッケぐらいです。

その差が本当に身に染みて辛かったのです

お金がないと言うだけで人は軽く見下すものです。手を差し伸べてくれる人もいましたが、圧倒的に哀しい思いをすることが多かったですね。

今でも忘れられないのは病院の同僚達と焼肉を食べに行ったときの事です。レアな肉が好きなまかない婦は、他の人が手を出さない時点で箸を伸ばしてしまいました。すると
「生肉食って、あんたは獣か?」とキッツーイ一言です。

その言葉と態度から『浅ましい貧乏人め!』との蔑みが強く感じられました。こんな人たちと食事をしても美味しいはずもありません。結局この病院で働いていた2年半の間まかない婦はずっと惨めな思いをするばかりでした。

仲良くしてくれていた看護婦さんや薬剤師の友人がいなければ、もっと早くに心が折れていたでしょうね。友人とはありがたいものです。

本当は病院に就職する前の学生のときの方が貧乏だったのですが、自分が我慢すれば良いだけの事だったのでさほどの辛さは感じませんでした。

金が無いというだけで一段下の人間のように扱われることが一番哀しかったです。誰にもあんな思いをして欲しくはありませんね。

そんなわけで当社では200円の食費が値上がりすることはほとんど考えられません。そこだけは当社の良いところでしょうか?もっといろいろ良いところがあればよいのですが・・・

とにかく『獣』と言われたまかない婦も、柿市商店獣の国では人間度高しという風になっていると勝手に自己判断していますアハハ
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* Category : 昔話
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