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個別記事の管理2012-11-06 (Tue)
こんにちは、まかない婦です。今夕方の5時少し前です

柿市従業員食堂では今最後の1人がお昼ご飯を食べ始めたところです仕事が忙しくてこんな時間まで食べにくることが出来なかったようです

いつもでしたらこんな時間の昼食はなのですが、あえてにしたのは理由があります。

今食べている彼、交通違反の罰金で金欠になり、夕ご飯も食べられないのだそうです

お金が無くて食べたいものも食べられない辛さはまかない婦もまかない婦の弟である社長もよく分かっています。まかない婦も弟も東京で1人暮らしをしているときにお金が無くて苦労した口です。

亡くなった父が苦労した方が勉強になるからとあえて仕送りをせずに私達を見守ってくれていました。弟は八百屋の修行のために取引先で薄給で働いていたし、まかない婦は「自分の貯金で何とかするから。」と豪語して家出同然に東京の学校に入学しました。

しかし、お金が無いということがどれほど大変なことなのか自分で暮らしてみて初めて分かりました。

まかない婦が一番辛かったのは病院の栄養科で働いていたときです。栄養士として働いていたのですが、調理もやらなければならなかったので、3交代制の勤務体系でした。

早番の時は3人で患者さんの食事を用意します。そしてその後、自分達で朝ごはんを食べるのですが、その病院では皆で持ち寄って朝ごはんを食べていました。

他の人たちは美味しそうなお惣菜やら、フルーツなどを持ってきてくださるのですが、まかない婦は自分の口に入れる食事さえもままならない有様だったので、振舞うものなど無く恥ずかしい思いをしていました

自分で作った煮物やカレーなどを持って行ってはいましたが、明らかに貧しさの滲み出すものばかりです。

人とはむごいもの。貧乏というだけで馬鹿にされ軽んじられます。私は私、お金があろうが無かろうが変わりはないと思うのですが、周りの人から見ると違っていたのでしょうか?

栄養科のスタッフで焼肉店に行ったとき、レアな肉が好きなまかない婦がさっさと肉を食べるのを見て皆があざ笑いました。 「あんたは獣か?」と言われたこと、今でも忘れられません。貧乏だから人より早く肉をガツガツ食べると思われたようです

弟の方も似たり寄ったりで、今でも新入社員に「給料貰ったら、まずインスタントラーメンを1箱買っておけ。」とよく言っています。

まかない婦の場合は食べられずに飢えたということは無かったけど、特売のものしか買えなかったので食べるもののレパートリーは少なかったですね。今なら同じ材料でももっと色々作れますが、あの頃はまだまだ未熟者でした。

ですから、当社の従業員食堂は金の無い人には優しくすることになっています。それこそ社食の本来の目的なのかもしれません

貧乏哀しやほーやれほーそれでも父の考えていた通り、貧しさと向き合うことはとても勉強になりました。子供の頃は父が大嫌いだったけど、今は彼なりに私たちの事思ってくれていたのだと理解しています。

親とはありがたいものですね

それでは今日はここで失礼します。また明日
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* Category : 昔話
* Comment : (4) * Trackback : (0) |

* by bodai_ju
「若い時の苦労は買ってでもせよ」という諺がありますが(今はもう死語かもしれません)、まかない婦さんの父上は素晴らしい人ですね。

Re: タイトルなし * by まかない婦
生きていたときは反発することばかりでしたが、死なれてその存在の大きさに愕然としました。

もっと優しくしてあげればよかったと今は思います。完全に手遅れですね。

* by bodai_ju
決して手遅れということはありません。
「もっと優しくしてあげればよかったと今は思います」というその気持ちが大切なのだと思います。
まかない婦さんの心の中に父上は生き続けています。

Re: タイトルなし * by まかない婦
ありがとうございます。そう思うことに致します。

コメント:







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