まかない婦のお勝手ブログ
私は柿市商店という石川県金沢市の八百屋で働いているまかない婦です。 自分の周りに日々起こる、おかしな出来事などを取り上げて、ブログを書いてみようかなと思っています。
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5月4日、ゴールデンウイークもそろそろ終盤ですね。明日まで休みで、土曜日働いてまた休み、何だか誰かに申し訳ないような毎日です。
完全な休日ではなく出番の人の食事作りはあるし酒屋も営業しているのですが、平日とは時間の流れが違います。朝はゆっくり寝坊できるし、仕事中にかなり休憩挟んでいます。
その時間に昨日は寝具のシーツ取り換えができたので新しい清潔な寝具で幸せを感じています。
今日は冷蔵庫の中に溜まった目障りな野菜を捌いて一品作ることができました。手のかかる厄介な仕事は平日に組み込むとかなり負担になります。そんな仕事をテレビを見ながらやっつけました。
このゴールデンウイークは天気も良くて金沢は多くの人でにぎわっています。にぎわっている割には来店されるお客様が少ないとは妹の言い分です。
それにしても最近の近江町市場は外国人が多く、どこの国だよと突っ込みたくなるほどです。
酒屋にも外国人のお客さんが結構来ています。
ここ一年以上酒屋を訪れる外国人のお客様の欲しがるもの第一位はサントリーウイスキー山崎の12年ものです。以前は当店にも必ず置いてあった品ですが注文しても入荷しなくなってからもう何年も経っています。
何しろ仕入れ先のメーカーでたった3本だけ入荷してきた山崎のシングルモルト3本を6人の営業職でじゃんけんで取り合いしても、たった一本手に入れたその山崎をどの酒販店に持っていけばいいのか、持っていってもたった1本の山崎で満足してくれるのかと考えると切なくなるそうです。
そんな状況では当店のように小さな酒屋に山崎が入ってくるはずもないですよね。
でも実をいうとつい最近まで当店には山崎の12年が結構な本数あったのです。と言っても50mlのミニチュアボトルなんですがこの品物についているお客様がいらっしゃったので常に在庫はしてありました。そしてその単位が48本とかだったので結構豊富な感じで持っていました。
ですがその50mlもとうとう入荷してこないようになってしまいました。これでは焼酎の100年の孤独を注文したときに100年待っててくれと言われたより望み薄の入荷になってしまいそうです。
最後の山崎ミニチュアボトルを中国系のお客様に売ったとき、
「これは当店のラスト山崎です。」のまかない婦の言葉に嬉しそうにたった一本のミニチュアボトルをしまっていかれました。
さようなら山崎、もうお会いすることもないでしょうが今までありがとう。それでも何とか入荷してきた白州の12年物がたった2本だけ当店にはあるんだよ。でも外国人のお客様山崎と響しか興味ないみたいなんだよね、白秋も良いと思うけどなー・・・
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