まかない婦のお勝手ブログ
私は柿市商店という石川県金沢市の八百屋で働いているまかない婦です。 自分の周りに日々起こる、おかしな出来事などを取り上げて、ブログを書いてみようかなと思っています。
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あと数時間で年が明けようとしています。まかない婦は今深い酔いから覚めパソコンを立ち上げました。実は体調絶不調です。

今朝起きた時からはっきりとしていました。数日前から膀胱炎の兆しがあり、市販の薬を飲んだり水を沢山飲んだりとしてはいたのですが、今朝の時点で起きるも寝るもなく病院へ行かなければこの辛さとはおさらば出来ないことがよっくわかりました。
それでも年の暮れの最終日、仕事は山積みです。

ロキソニンSを2錠飲み、とりあえず当番医が診療を始める時間を待ちながら働くことにしました。
9時半に出社してきてくれた義妹とバトンタッチをして当番医の城北診療所に着くとすでに診察を待つ人々でごった返していました。12月31日に診察を受けたがっている人たちは体調悪い感満載の人ばかりです。
結局ここで診察を受け、薬局で薬をもらうまで3時間以上かかりました。おかげで時間が無くて読めなかった本を完読することができました。
とにかく薬が手に入ったのでほっとして帰宅しました。
その後酒屋の棚卸を手伝いましたが、4時間近いロスにまかない婦のヘルプのなかった妹は半べそをかきながら苦手なワインの在庫を取っていました。
まかない婦もほんの少し手伝いましたが、やっているうちにワインを一本割ってしまい妹をさらなる落胆の海へ沈めてしまったのです。



とりあえず棚卸を終わり、恒例の宴会が始まりました。
その場からもすぐにリタイヤし、いつの間にか爆睡していたまかない婦です。
最悪の大みそか、そんな日ももう終わりそうです。やっとゆっくり眠れそうです。
皆様今年もどうもありがとうございました。来年もよろしくなのでございます。

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昨晩は毎年当社が一番忙しい日です。ですが、今年とそれ以前とでは明らかに変わりました。
実は10年ほど前は12月29日は朝からおにぎりを食べ、昼ご飯を食べ、夜もいろいろなおにぎりを食べるということで軽く10升ほどのご飯が無くなったものです。
ところがここ数年夜食のおにぎりがどんどん減って去年はとうとう事務以外は1人だけでした。
ところがところが、今年は事務以外に夜食の出た夜8時ごろに10人の人が働いていて、おにぎり以外に用意したインスタントみそ汁もほぼ完売したのです。
久しぶりに食べる人の多かった昨日は8升ほどのご飯が消費されました。
明らかに何かが変わりました。
それを如実に物語る事実がもう一つあります。今日、12月30日の日に朝ごはんを食べに来られない人のため必ず3升分ほどのおにぎりを作っていたのですが、今年はみんなご飯を食べに食堂まで来たのでおにぎりゼロという画期的なことが起こりました。
これはまかない婦が東京から戻ってきておよそ20年で初めての快挙です。

確実に様変わりした今年のこの様子はやはり北陸新幹線の影響かな?
来年も状況をよく見て的確に反応せねばと思った年の暮れでした。

いつものことですが超多忙な年末の大波の中で小舟のように流されながら何とか過ごしています。


その年末ですが、どうも今までとは事情が違ってきています。
ここ数年どんどんキチガイじみた残業も減り、割とまともに帰宅できる年末に落ち着いていた感があったのですが今年は明らかに変わりました。
夜残業する人が増え、その分忙しすぎるから昼飯を食えないという人が激減しています。
そんなわけで昨日の昼ご飯の大量に余るはずだったコロッケは跡形もなくなり、朝食のおかずどころの話ではありません。昼食分のお代わり用がすでにスッカラカンです。

今日のお昼のカレーライスも大量に余るはずだと鍋を一回り小さくしたのですが「足りるのか?」と義妹に疑いの目を向けられています。足りるはずです・・・多分

昨日の夜食はインスタント麺にして、生卵と刻みネギなどを添えカセットコンロでやかんに湯を沸かしながら会社の中を回ったのですが、予想以上に残っている人が多かったです。
この不安定なワゴンに乗ったカセットコンロ上、熱湯グラグラやかんが危険すぎると社員がビビっていました。
確かにちょっと危険かも?でも湯気を立てるやかんがパフォーマンス的には◎なのでやめられないんですよね。

残業している人が多くてもカップ麺の在庫もたくさんあったし、お湯もたっぷり沸かしてあったので大丈夫でした。安心してください。

去年は今日の日の夜食を食べた人がたった6人ほどだったのですがこの分では増えるかも・・・
予測のつかない今年のお夜食事情、少々困惑しています。


あと数日でお正月ですね。柿市商店ではうんと疲れた顔の社員が増えてきています。

昨日青果物業の方は営業しましたが酒屋は閉めて溜まった仕事を片付けていたようです。
そんな中、知り合いの酒屋さんから電話がかかり、どうしても必要なお酒をもらえないかと頼まれたそうです。幸い当店には在庫があったので快諾いたしました。
そんな風に当店のようなちっぽけな酒屋を頼ってくれたのが嬉しかった柿市姉妹です。
この酒屋さんとは手取川さんの『吉田蔵の会』で知り合いました。こんなお付き合いができるのも手取川さんのおかげだとそれも嬉しく思っています。
さて、まかない婦の方は酒屋の店番をしなくても良いのでバックヤードの冷蔵庫内で在庫取りをしました。極寒の冷蔵庫内で2時間以上在庫を取っていたので、芯から凍えてしまいました。
父の形見の外国から取り寄せたダウンを着込んでとっかかったのですが、それでも手先足先はすっかり冷えてしまいました。

何年か前にはこの仕事で体調を崩し寝込んでしまったこともあったのですが、今回は入庫する前に軽く食事をとったのが良かったみたいです。
おかげで酒屋の仕事も結構進みました。
まかない婦としての仕事では昨日の夜食を結構頑張りました。

昨日の夜食は焼きそばとインスタントみそ汁にしたのです。食べた人は8人くらいですが結構減りましたね。大きい方の鉢は空っぽになっていました。
今日はできれば酒屋で予約のついた商品がきちんと揃っているのか調べたいと思っています。夜食はカップ麺の予定です。
仕事終わりに観たフィギアスケートの真央ちゃんの姿に心乱れます。もっとできるはずの彼女ですよね、心から応援しています。辞めずに続けてほしいです。

まかない婦も仕事頑張ります。


昨日思ったほど酒屋が忙しくなかったので少し余裕がありました。翌日の仕込みも少しはできたので助かりました。
夜食も焼きそばは延期してドーナツに切り替えました。その代りコーヒーはまかない婦の個人的なレギラーコーヒーを沸かしポットに2つ用意しました。
ドーナツは全部違う種類でミスタードーナツで10個買ってきたのです。たぶん事務の女子社員5人だけしか残業していないとふんだからです。
ですが、この世は思うままにならぬもの。仕入れ担当の男性社員も1人残っていました。よく食べる人なのでドーナツくらいでは夜食にはならないと思い急遽チーズトーストを2枚焼いて差し入れました。
チーズが好きなことを知っていましたし、昨日の食パンがまだ何枚か残っていたのですぐに作ることができました。
コーヒー嫌いの人には紅茶を入れて差し入れしましたが、コーヒーは半分ほどしか必要なかったようです。
眠気と戦いながらフィギアスケートを見ていたので余ったコーヒーを自分でも飲みました。

眠気覚ましにはなりませんでしたが旨いコーヒーでした。

今日こそ夜食は焼きそばの予定ですが、昨日のこともあるので少し多めに作ることにしておきます。
今日の昼食は郷土料理の車麩の煮込みです。昔全然好きでもなかったこの料理が妙においしいと感じるのは年のせいかしら?
いや、でも若い社員も喜んで食ってるよな・・・

手前の器が車麩の煮物です。ドーナツ型になっている真ん中に煮卵を入れ込み、鶏もも肉やネギと煮てあります。
この車麩、最近の観光客の増加でかなり品薄らしいです。のどぐろ→香箱ガニ→車麩ですか?
金沢人の食生活、結構影響ありかもね・・・


昨日とうとうお夜食ワゴンが初出動しました。
以前とは様変わりした当社お夜食事情です。近年では仕入れ担当者や男子社員はまかない婦より早くに帰ってしまい、事務職の女性たちが遅くまで残業をしています。出す夜食や数も随分と変わりました。
今年初めての夜食となった昨日の喫食者は4人です。内容はトーストと紅茶にしました。
丁度義弟が取引先の料理人さんから手作りのゆずジャムを頂いたのでそれを使わせてもらいました。このジャムならパンに塗っても紅茶に入れてもよさそうです。ほかにはチューブ式のバターを用意し、紅茶に入れる砂糖やミルクも付け、お代わり用のパンやトースター、熱湯が入ったポットも添えたのですがパンも紅茶もお代わりはいらなかったようです。
今日は焼きそばを作る予定です。
酒屋の仕事も進めたいのですが、夜食も作らなければならないし、フィギアスケートも観たいしで心引き裂かれる思いです。

青果物部門からは使い物にならなくなった野菜がバシバシ上がってきます。
すだれ麩というこちらにしかない生麩と、中島菜というこれも能登の中島町で作られている地野菜を使って煮物を作りました。どちらも少々難ありです。少し薄味にして作ったのですが、年末の疲れた胃腸にはこんなおかずがぴったりです。

こちらがその煮物です。若い社員まで旨い旨いと食べていました。本来若い人に受ける料理ではないはずですが・・・
年末の業務で傷んだ心身が言わせているのかもしれません。

あと数日、頑張ります。


この時期金沢では『かぶら寿司』なる郷土料理が作られます。寿司と言っても漬物の一種で、青かぶらにブリをサンドし麹で漬けこみます。
大根寿司というのもあって、加賀野菜の源助大根と身欠きにしんを漬け込むのですが、まかない婦はどちらかといえばこの大根寿司の方が好きです。
以前は2軒の親戚から頂きましたが、ここ数年は1軒に減りました。作っていた方が高齢になられたからです。
でも毎年くださるもう1軒は『山錦楼』という立派な料亭です。ひいお祖母さんの妹さんの嫁ぎ先で、さほど濃い間柄ではないのですがその割に付き合いはあります。

夏はウナギのかば焼きで、冬にはこのかぶら寿司です。

手前の方には大根寿司も入っています。
最近では青かぶらではなく白いかぶらで漬ける人も多いのですが、こちら様ではずっと青蕪です。青蕪の方が歯ごたえがパリッとしていて美味しいと言われています。
昨晩は母と2人かぶら寿司を食べながらハイパーエドシックのシャンパンを頂きました。あっ、ちゃんとローストビーフも食べましたよ。

でも、酒屋の仕事がテンパっていて帰宅するのが遅れたのでかなりお疲れモードのクリスマスディナーでした。
年の暮れもあとわずか。柿市商店みんな頑張っています。




鶏もも肉を丸ごと一枚使ったから揚げです。糖尿の人たちには胸肉をそぎ切りにして片栗粉をまぶし、茹であげたものを用意してあります。
副菜はサラダにしようかとも思ったのですが、明日の朝のことを考えてスパゲティにしました。朝ごはんに食べるおかずがないとみんなの顔が悲しげです。ですからかなり多めに作りました。乾麺で2.5kgです。
ちなみに鶏肉は全部で9kgほど使いました。ならすと1人250gほどですか。
スパゲティもなるべくクリスマスカラーにしてあります。

自宅用にお得意先のトラスティホテルからイチゴのタルトを買いました。小さく見えても2人分には多かったので6個に切り分けました。
昨日母と2人で一切れづつ食べて、今朝もう一切れづつ食べるつもりがまさかの拒否に遭いボー然としていると妹と2人で一切れを食べるという話に落ち着きました。
それでもまだ二切れ残っています。
困ってしまったのでたまたまそばにいたベテランの社員に食べてもらうことにしました。喜んで食べてはくれたのですが・・・
「自分にしたら甘さが足りない。」と言っていました。
えー!!さわやかな酸味があって丁度いい味だと思ったけど・・・まあ、人それぞれってことですか?
この後義妹がもう一切れを食べてくれて、当家のクリスマスケーキは無事クリスマスのうちに消費されたのでした。めでたしめでたし。


最近当社の酒屋にたくさんのお酒が入荷してきています。今、日本酒の世界ではしぼりたてや濁り酒が続々と発売され、店頭に並べる酒の種類もぐっと増えます。
先日郊外の大型店の酒売り場をのぞいてみたら、秋のひやおろしどころか今年の夏のキャンペーン商品の夏のにごり酒がたくさん並んでいました。
当店でもこのにごり酒にはかなり苦しみましたがごく最近店頭から消えましたし、ひやおろしもあと数本です。
しぼりたてやにごり酒などの新酒だけでも相当な数になってきています。そしてそれはこれからもっと増えていくのです。
えっと・・・どうしようかと悩んでしまうのが酒屋のバックヤードになっている4階の冷蔵庫です。酒屋の在庫はどんどん増え、年末なので青果物業の在庫も膨れ上がっています。
今現在、台車が通るスペースがないので人力で出し入れをしている状態ですが、ここもふさがれかねない勢いです。

恐ろしいことに年末には少なくても10ケースほどは生酒が入荷してくる予定です。それ以外にも10ケース以上入ってくるはずですが、とりあえずそれは冷蔵庫外に置くとして、それでもかなり無理があるような・・・
その4階の冷蔵庫の中にでっかい箱に入ったスイカが5箱ほど場所を取っています。

ひじょーにお邪魔になっているスイカの箱を睨み付けながら重い酒を片付けている今日この頃のまかない婦です。
この場所取り合戦、この先さらに激化する恐れありです。おとろっしゃ、おとろっしや・・・

* by ターチK
年の瀬を迎え大変ですね。親しい方に大吟醸「露燦然」を差し上げました。奥様が「すごいおいしかった!」とおしゃったとか。えっ!もう飲んじゃったらしいんです。でも奥様が美味しいと言っていただけ嬉しいですね。我が家ではお正月用にしました。
Re: タイトルなし * by まかない婦
ターチKさん、幸い露燦然はまだ蔵元に在庫があるようです。高いお酒ですが結構売れています。
当家では年末の宴会で一升瓶を開ける予定です。
当家では年末の宴会で一升瓶を開ける予定です。

今年お得意様が鏡開き用の樽をレンタルしたいとおっしゃったので手配しました。
今までホテルとかで見たことはあったのですが当社で扱ったのは初めてなのでじっくりと見るのも初めてです。

買うと樽だけで何万円もするそうです。

中はこんな風になっていてここに2升のお酒が入ります。
ただ、蓋は木づちでぶっ叩いて割るので、これと中に入れるお酒は買取です。
中のボールが思っていたより小さかったので意外でした。でも2升だけでなく、お酒はたっぷりと用意されるみたいですよ。
さて、柿市商店の青果部の方でも年末のお仕事が着々と進行中です。

これは社長がむいた松かさに細工した慈姑です。ああ、お正月って感じですね。
今年はいつもの年よりむき物(人参や大根などをいろいろな形にむいたものなど)が多いらしいです。
こんな仕事は慣れなければなかなかうまくできませんが、最初っから結構できる人もいたりします。やっぱり才能ですかね?
柿市商店大年に向け頑張っております。


昨日今年最後の休日をもらいゆっくりと過ごさせてもらいました。年の暮れも近づいたこんな日に丸一日のお休みは本当にありがたいものです。
朝はいつもの2倍ほど寝て、起きてはまた眠り、テレビを見たりしてゆっくりとしていました。本当に幸せなグタグタの朝です。
でもこんな日がキラキラの星のように思えるのはまじめに働く毎日があればこそ。キラキラだらけになってしまえば光も失せありがたみも何もなくなってしまいます。

ブランチに大好きなインスタント焼きそばを食べ、朝ぶろにゆっくりと浸かってその後テレビ三昧。


この後ブログを書いていたら母にどやしつけられました。
「何やっとるんや、もう2時になるぞ!」

グダグダばかりでもいけないからと前日に買い物に行く約束をしていたのですが、そんなに急いでいく必要もないと思っていたのです。
インドア派のまかない婦とお出かけ命の母ではそのあたりの温度差はかなりありと言ったところです。

郊外のジャスコに出かけ太った体にフィットするジーンズもどきを買い、身の回りのものも買いました。
街の真ん中に住んでいるまかない婦には買い物をする場があまりありません。郊外のこんなお店に来ると品揃えの豊かさに圧倒されます。
もう1点感じるのは子供が多いことです。
近所ではこれほど子供を見ることが無くなりました。特に当社の近所には全くと言っていいほど子供がいません。
こんな小さな金沢の街でもそんな状況になっています。最近は街中に移住してきている年配の方々が多いらしいですが、街中だからと言って便利だとは限りません。
まあ、お金持ちなら日用品もデパートで買えば済む話なのですが、みすみす高いとわかっている品物を買うのもちょっと残念です。

さて、最後の休みも終わったことです。今日からまたねじを巻きなおして年末まで頑張ります。


昨日今年最後の割り勘会でまた叔父と3人で出動することになりました。ところがいつも行っている店はことごとく満席だったのでやや途方にくれたまかない婦です。
丁度酒屋のテーブルの上にタウン誌が置いてあったので妹が良さそうな店を選んでくれました。本当にすぐ近くにある『ここちや』という和食のお店です。
電話をかけてみるとコース料理だけだそうですがお願いして予約を取りました。

こじんまりとした和風のお店は母や叔父の知っている近所の家を改装したもののようです。
部屋は良い感じだったのですが普通の和室だったので足の都合の悪い母や叔父にはポイント高くはないようです。

最初に香箱ガニが出てきました。あれっ?こんな大スターが最初っから?先付はどうなっちゃってんの?
お品書きに書かれた先付がぶっ飛ばされたのかと心配になり聞いてみたところ、忙しくていれこになっちゃってるようでした。そしてカニのつけ酢は2つづつ出ています。気にしないで下さいと言われたので気にせず進めることにしました。

お刺身はブリとタイでとてもおいしかったです。

3番目に先付が出てきました。縮ほうれん草の胡麻和えとフナの甘露煮、ゴマ豆腐にヱビスです。ヱビスというのは溶き卵入りの寄せ物料理で金沢ではお祭りのときなどに家庭で作られていた郷土料理です。
祖母もよく作ってくれましたがまかない婦はこいつが嫌いでした。久しぶりに食べたヱビス(金沢ではベロベロとも言います)はおばあちゃんが作ったもののように硬かったけどそれなりに美味しかったです。

鯛かぶらが出てきました。

そして天ぷらです。叔父は天ぷらが苦手みたいですがフグの天ぷらはなかなかに美味でした。

ここでブリカマの登場です。ちょっと魚魚魚って感じじゃないですか?


これは見るからに美味しそうです。
この後蟹と卵の雑炊が出たのですが写真を間違えて消してしまいました。チッ!
今年最後の割り勘会もお開きになりそれぞれ自宅に帰った三人でした。

当社には籠盛り部という部門があります。ほかの地方はどうなのかわかりませんが、金沢では葬儀の際に親戚などからお供えのための籠盛りが飾られます。大体1万円とか1万3000円ほどの値段で菓子の詰め合わせやフルーツの盛りかごが主体です。
他には最中だったり故人の好物などが飾られることも多いですね。そしてもちろん花もです。
籠盛り部では菓子やフルーツの盛りかごを作っていましたが、今回新たに野菜の盛りかごもやることになったようです。
ここで退職した叔母が呼ばれ、彼女に作ってもらいました。

これがその野菜の籠盛りです。
籠盛り部には他にも社員はいるのですが、やはりこの道何十年の叔母の腕前は確かです。近所に住んでいて元気にしているので声をかければ気軽に来てくれます。
先日この見本の籠を作りに来てくれたあと3階の食堂に顔を出してくれました。丁度まかない婦と母は朝のお茶の時間で妹がお歳暮にとくれたサンニコラのボンボンショコラを頂いていました。
叔母はおなかがすいていたのかもしれません、あっという間に2~3個ボンボンショコラを引っ掴むとバクバクと食べ
「美味しいわ~。」とのたもうたのです。
それは美味しいはずです、何せ1個が200円以上の芸術品のようなチョコレートです。これ以上食べられたらあまりにも悲しいのであわてて別のお菓子を差し出すとそれもまた食べていました。
1個も同じ物のない麗しのボンボンショコラに未練を残しながら大多数のチョコを救うことができて心狭きまかない婦は安堵のため息を漏らしたのでありました。

そういえば昔、東京に住む従妹の誕生日プレゼントにいろいろな入浴剤を買って叔母が送る荷物に入れてくれるよう頼んだことがあるのですが、何個かは叔母が使ってしまったのです。彼女曰く
「同じものがあるものしか使っていない。」そうですが、袋のデザインが一緒でも中身はすべて違ったものを足を使って買い集めたのにと思うと少し・・・いえ、かなり悔しかったのを思い出しました。
あっ、まかない婦なんかちょっと執念深いタイプかな?まあ、人間ですから悪いところもたくさんありますよね。


コリンキーというかぼちゃをご存知でしょうか?かぼちゃの中にはペポかぼちゃと言われるかぼちゃがあり、変わったかぼちゃがいろいろあるのです。その中の一つがコリンキーです。

仕入れたけれども売れなかったらしく皮の色が悪くなってしまいました。でもむいてしまえば関係ありません。
割って種を取り、皮をむいてフードプロセッサーで千切りにしました。普通のかぼちゃより果肉が柔らかいのでフードプロセッサーにかけても簡単に千切りにできました。
出来た千切りを生で食べてみたら触感は千切り大根のようですが味はやはりかぼちゃです。
これにツナを混ぜ、マヨネーズで和えてサラダにしました。

添えたのはこれも割と珍しいロマネスコという淡いグリーンのカリフラワーで、別名ヤリガイ君と言います。コリンキーとヤリガイ君のサラダなんて八百屋でなければ従食には絶対登場しないようなものです。
ヤリガイ君の方も売れ残ったらしく円錐状の頂点が黒ずんでしまっているところが多かったのですが、充分に使えました。
コリンキーはそれでもまだ残ってしまったので今日のの昼食にも登場しました。

丁度加賀野菜の打木赤川甘栗かぼちゃと同じような感じですが、もう一段果肉は軟らかいかしら?
この手のかぼちゃはホクホクしないでベチャっとした感じに煮上がるので、いっそあんかけなどにする方が汁とのなじみも良くて美味しく食べられます。
長年赤かぼちゃと戦ってきたまかない婦の戦歴がこんなところで役に立ちます。
まあ、食えんほどまずくもないはずですから大丈夫でしよう。
社員のみんな、食べてたいね。


金沢に初雪が降りました。今かなり本気で降っています。

さて、数日前に取引先のお豆腐屋さんからお歳暮にと飲料3ケースを頂きました。しかも当社の酒屋で買ってくださったのでダブルでありがたいご配慮です。

前にも頂いて本社に置いたのですが、このジュースをあれに代えてくれとか、温かい飲料に代えてくれとかあまりに何人も来るので貼り紙だけをして品物は酒屋で渡すことにしました。
1人が1本か2本なので名簿をもらってチェックをしています。先に2本持って行った人も何人か居ますが、ほとんどはまだ1本も貰いに来ていません。
そんな中1番最初に貰いに来た社員が、昨日は2本目をもらいに来ました。
妹「あんた、もう2本貰ったんやなかったけ?」
社「いえ、まだ1本しか貰っていません。」
妹「本当?」
妹は疑いの目を向けていましたが、まかない婦には彼が1本しか持って行っていないことが分かっていました。名簿を見たときまだ1本というのが彼にしては意外だと思ったからです。
社「温かいココアが良いな。」
小さな温蔵庫の中を探して2種類のココアを見つけたようです。1本は190gの缶、もう1本は280gです。
社「大きい方が得だからこっちを貰おう。」

彼曰くどちらも美味しいから良いのだそうです。
それにしてもあまりに損得勘定に長けていて怖いくらいですが、悪びれることなくツラっと言うところが何かいさぎよい感じです。ある意味アッパレと感心した今日のまかない婦でした。


昨日も酒屋が忙しく、お昼御飯は夕方の4時頃になってしまいました。

そんな忙しい仕事中になぜだか取引先のⅠ支社長さんの話になり、先日連れてこられた人がまた見たことの無い女の人だったので『オイオイ、また新しいガールフレンドかよ?』と思っていたのですが会社の新入社員の方だったという話で妹と2人盛り上がりました。


するとその数時間後にご本人とS様が2人連れで来店されたのでびっくりした柿市姉妹です。



Ⅰ様はその話をまかない婦から聞いて
「まったく人聞きが悪い、彼女に誰と来たのかと言われてしまいましたよ。」と苦り切っていました。
誰にでも平等にくだらんことを言いまくるまかない婦です。

Ⅰ様は大きなマスクをしておられたので風邪を引いたのですかと聞いたところいいえと答えられていました。
でしたらそのマスクは何のため?
何やら怪しの雰囲気を身にまとう北陸支社長さまであります。

そして今日も小さな酒屋は忙しくさせていただいています。ありがたいことに本当にお客様が増えました。
これから個人のお客様の荷物を作る予定です。4号瓶で24本という大人買いのお客様のため季節のお酒をチョイスして喜んでいただけるよう頑張ります。
伝票を打つだけで終わってしまいそうな予感はありますが、出来るだけは・・・

ホナ。


昨日久しぶりに薬局へ行きました。買い物のついでに以前買った薬がないかと探しました。
実は一年ほど前、太りすぎたためかひざが痛むことがたびたびあったので薬局で『太りすぎによる関節痛のための薬』を買って飲んだところ痛みが去りいい塩梅だったのです。
今はひざも痛くはないのですが転ばぬ先の杖、買っておいて飲んでおく方が良いかと探しました。丁度そのようなコーナーには体脂肪を減らす系の薬が並んでいます。
そこに若いスタッフの方がいらっしゃり、まかない婦にある薬を薦めました。
コッコアポL錠 『筋肉にしまりのない、余分な脂肪を減らす、疲れやすい方に』だそうです。
オイオイあんちゃん、年を取ったら心が傷つかないとでも思っとるんかい?症状も聞かず勧める薬にしてはシャレがきつくないかい?

まあ、傷つくよりその選択がかなり受けたから、やっぱ年取って傷つかなくなってんのかな?
そしていつものごとく勧められたものをおとなしく買ってきたまかない婦です。
そういえば数日前、近江町市場に買い物に行こうとするまかない婦に弟でもある社長が
「ネギ背負って行けや。」と言っていました。
そんなこと言ってるとほんとに背負ってくぞ!渡された二箱の長葱を見てネギを背負って買い物に行く自分を想像してしまうまかない婦です。

そして売れ残りのしおれたネギを顔見知りの人たちに渡して歩くのです。ああ、そんなことやりたいけどやったらただでさえ額についているらしい『変人じるし』にさらに『ド』がついちゃうんだろうなぁ・・・
それに慈善はまず身近から!あげるなら社員からだよね。(^∇^)ノ ダネダネ

実は昨日報恩講でした。報恩講というのは年に一度祖先に感謝する仏教の行事で、金沢では『ほんこさん』と言われています。

この日は仏壇に赤いろうそくをともし、精進料理の御膳を作ってお供えしなければなりません。
仏間と仏壇の掃除は義妹と母にしてもらい、まかない婦は精進料理を作ります。

メインの煮物は昆布だしで蕪とシメジをまず煮付けます。この時出汁を多めに作り汁物にも使います。
汁を取り分けた後、薄揚げと砂糖を加え煮物を仕上げます。蕪の葉先もこのだし汁でさっと加熱して彩に使います。

出来た煮物がこちらです。
汁物はそばにしようと思ったので青ネギを刻み蕎麦を茹でました。
でもこればかりやっているわけにはいかないので、従食用の蕎麦も茹で、ネギも刻みました。

ご飯、煮物、大根おろし、作っておいたオカラを盛り付けあとはそばだけというタイミングで坊様が来てしまいました。
ゲッ!まだ蕎麦が茹であがってないよ。

約束の時間の10分前だし・・・この10分まかない婦にとっては大きいです。結局汁物はそばが入らず青ネギだけになってしまいました。
それでもそばを茹でている最中に仏間に上がるわけにもいかないので御膳は義妹に託し、蕎麦を茹でました。
蕎麦を茹で終わった後、仏間に上がると無事御膳は仏壇に収められていました。義妹と2人で
「ギリ間に合わなかったね。」と苦笑です。

残念だったので仏事が終わった後、蕎麦もインしておきました。ささやかな自己満足です。


どのみち仏壇に上げる時には蓋をしてあるのでどうということでもなく、出汁まで昆布でする必要があるのかも疑問です。
そしてこのお膳でご飯茶わんの蓋が妙に小さいのが気になっています。これで間違いはないはずなのですがなんでこれかね?
とりあえずほんこさんも無事終わり、誰も食べないので自分でこのままごとのような料理を食べました。結構うまかったです。
あっ、今気が付いたけどオカラはカツオだし使っちゃってたな・・・
まっ、いいか?


昨日に引き続き母の体調不良話です。
まかない婦の携帯電話にヒューとかクウーとかいうわけのわからん伝言を残しまかない婦を不安に陥れた母は半日寝込んだだけで起きだし、いつものごとく食洗機の美彩子号のしもべとなり働いていました。
顔色が悪く、アフリカのどこやらで作られた干し首のようにみえます。いや、斬首されたさらし首か?
とにかくそんな状態でも亡霊のように働き続けています。

その母ですが肉にあたって吐き戻したとき、トイレの便器に吐いたものが真っ赤だったので血を吐いたのかと思い、さらに具合が悪くなったそうです。

しかしよくよく考えてみれば夕食の時に飲んだ赤ワインだったのだと思い至り、心の平安を取り戻したみたいです。
オイオイ、その赤ワインは当社酒部が仕入れた今年のボジョレーヌーヴォの中で一番高い値段をつけたものですぜ。ジョセフ・ドルーアンのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォ ヴィエイユ・ヴィーニュ(古木)のフルボトルで市価で4000円を超えているものです。
個人的にはこれより少し割安だったアンリ・フェッシュ(ルイ・ラトゥール社のグルーブ企業)のレーヌ・デ・フルール・ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォの方がおいしかったと思っています。
何しろ今年ほどボジョレーが売れなかった年はなかったのでほとんど自分で買って飲み、意図せず飲み比べができてしまいました。
まあ、どれもヌーヴォで飲むべき銘柄ではなく、寝かせて大人になってから飲んだ方が良いものばかりでしたけれどもね。
それでもこれほど赤ワインを飲み続けることも少ないので、お金のある人にはワンランク上のボジョレーを楽しむのも新しいボジョレーの楽しみ方になるのかもしれません。
とにかく今年はガセではなくボジョレーがおいしいと思ったのですが、買ってくださるお客様がいないのではどうしようもありません。
来年はもともと少ないボジョレーの仕入れをさらに減らすか、それとも今年並みに1人で飲み続けるか?悩ましいところではあります。
血ではなくワインを吐いたまかない婦の母は、休日の今日も働いています。どうしてもやらなければならない仕事があるのだそうです。
まかない婦の方はこれから夕食時まで少し休んで、フィギアスケートを見ながら最後のボジョレーを頂く予定です。ホナネ


今朝出勤しようとしていたタイミングで携帯電話が鳴りました。出ようと取り上げたとたんに留守電になったようです。
見ると母からの伝言です。時間が時間なのであわてて留守電を聞くと、ヒューとかクウーとしか聞こえないため息のような音でした。

大慌てで母の寝泊まりしている別棟の自宅へ駆けつけるとトイレにつかりっぱなしになっている母を発見です。
どうやら昨晩食べた超高級な牛のたたきの脂がきつかったらしく食あたりしたようです。

まかない婦も同じものを食べましたが全く異常ありません。ですが80歳を迎えた母にさしの入った牛肉は無理だったのかも・・・
今晩食事ができるようならもっと穏やかなものにすることにしましょう。
あー、それにしてもゾッとしました。怖い留守電でしたわ・・・


毎年12月の中ごろまでは平和な日が続いていました。ところが今年は酒屋が忙しくてすでに疲弊しているまかない婦です。

左の背中と右の手首が痛みます。

酒屋の店に並んでいた夏の濁り酒や秋のひやおろしが次々発売されてきた新酒に押されて冷蔵庫の奥に追いやられつつあります。いつの間にか一段目と三段目は新酒の展示場所に代わっていました。

飲んでみたい新酒がいっぱいです。ボジョレー飲んでるバヤイじゃないですよまったく・・・(;一_一)
これからまだまだいっぱいお酒が発売され、日本酒好きには楽しい季節です。
まかない婦はまだボジョレーを飲み続け、妹は前期のおり酒を中心につぶしているようです。休肝日は夢と消えました。

決して毎日酒を飲み続けたいわけでもないのですが(いやはやほんとに)飲まねば回らぬ小さな酒屋です。


今日も酒屋が大忙しで妹と2人てんてこ舞いの一日です。まかない婦がお昼ごはんを食べたのは夕方の4時半、妹の方は食べる余裕が無くて義妹の心づくしのオニギリを齧りながらの戦闘態勢でした。

もうすぐ6時になりますが妹はお歳暮の配達に行っています。
まかない婦はようやく不足分のお酒を補充し終わったのでこれから在庫表の打ち直しです。気の遠くなるような果てしの無い仕事にようやく取り掛かったところです。
とにかく頑張るしかないです。


昨日柿市商店の有志による忘年会が開かれました。会場は取引先の駅前のアパホテルの14階のレストランです。
レストランといってもバーも兼ねているのですがバーにしては明るい感じです。

長テーブル2つに分かれましたが参加人数は21人だそうです。半分弱の参加ですね。

まかない婦も母と一緒に参加しました。社員と飲むのは結構面白いですよ。

お料理は順に出てきました。まず野菜のゼリー寄せ。それから小さなカップに入ったムース、バゲットに生ハムやチーズなどがサンドされたもの、ハムの寄せ物のようなものと彩も美しく出てきました。
あっ、これは仕事が遅くなった社員のために寄せておいた皿です。本当は一つずつ順に出てきました。

あー、これむっちゃ食べちゃってますけどルビーロマンの入ったショートパスタです。温かいルビーロマンを始めて食べましたが悪くなかったです。ふと、干しブドウもいけるのではないかと思いました。

白身魚の揚げ物です。周りの糸のような揚げ衣がおいしかったです。

豚肉とポテトです。小さいけどしっかりと肉でした。

最後にチョコレートのムースが出てきました。添えられた焼き菓子がおいしかったです。
このころには最初ビールで始まった宴会がデキャンタのワインに代わっていました。祥ちゃん一気飲みしてますけど大丈夫か?
まあ彼が適度に酔って場を盛り上げてくれると楽しいことは楽しいのですが飲みすぎにならないように頼むよ。

これで1次会はお開きになり、みんなは次の会場へと移動していきました。
会費は5000円だったのですが社長から差し入れのお金が届いたので1人3000円になりました。こんだけ飲んでごちそう食べてこの会費ならかなりお得です。
しかも大した問題もなく柿市商店にしては平和な宴会でした。
来年の新年会もこの程度の穏やかさで済んでくれると良いのですが・・・
会場を後にして母と女子社員と一緒にスタバでコーヒーを飲み家に帰りました。めでたしめでたし・・・って、意外なほどおとなしい社員にちょっとがっかりしたまかない婦でした。
まあ、ちょっと暴れちゃってる方が柿市らしいもんね。

* by ターチK
おしゃれな忘年会のようでしたね。皆様これからの謀殺シーズンを迎え、自粛しておられたのではないでしょうか。寒くなるほど旨味を増すお野菜たちです、あと20日あまり時々休肝日も復活させ駆け抜けてください。
Re: タイトルなし * by まかない婦
ターチKさん、暮れの足音が高々と響いています。
今年はボジョレーがほとんど売れなかったのであと数日休肝日は無理なようです。
夏の濁り酒や秋のひやおろしがまだ残っている中、しぼりたてがどんどん入荷してきています。恐ろしい展開ですよ。
今年はボジョレーがほとんど売れなかったのであと数日休肝日は無理なようです。
夏の濁り酒や秋のひやおろしがまだ残っている中、しぼりたてがどんどん入荷してきています。恐ろしい展開ですよ。


当社の水を使ってタクシーが洗車していた話を昨日しました。この話に続きがあり、これもまた結構呆れる話なので書いちゃいます。
その運転手が昨日謝りに来たのですが、社長に会うでもなく苦情の電話を入れた義妹を呼び出すでもなく、ビルの一番前の方で働いていたある社員に
「お水を貸していただいてありがとうございました。」と言ったそうなのですが、そんな風に声をかけられた社員も何も聞いてはいなかったので『随分丁寧な方だなぁ。』と思って応対をしたというのです。
えっ!それって全く謝罪になってないじゃん。

この話は昨日のうちに義妹の知るところとなり、彼女の怒りバロメーターをかなり上げたようです。

まかない婦的にはそういえばいかにもいい加減そうなおっさんだったわと思った次第です。
とにかく昨日は酒屋がむちゃくちゃ忙しくて昼ご飯を食べたのが夕方4時過ぎという状態だったのでそれどころではなかったというのが正直なところです。
今日もまた忙しい日になりそうです。タクシー問題は義妹に任せてまかない婦は妹のパシリとして働く所存です。
ではでは、出動いたします。


休み前の土曜日、また友禅作家の叔父と母の3人で外食をしました。今月は月末に向かうと忙しくなり夜食作りが始まるので行けてあと1回というところでしょう。
今日はその話ではないのです。実は3人で出かけようとしていたその時当社の前にタクシーが止まっていました。
お客さんでものせてきたのかと思って何気に見ていたら、ジャージャーと水の流れる音がします。


そんなの有りか?と思ったけどただあきれて叔父と2人見ていました。
しかし、我がカミツキガメの母はすかさずおっさんに近づき
「何やってんですか?」と詰め寄ったのです。
あっぱれ浩子!!

おっさんはごめんごめんと言いながらまだ洗車を続けていました。でも当社のカミツキガメにやられ早々に退散したようです。
この話を今日になって思いだし、義妹に話したところすぐにそのタクシー会社に電話して苦情を申し立てていました。
これもまた正しい対処です。またやられても困りますもんね。

また苦情を受けた方のタクシー会社もすぐに対応してくれて気持ちの良い落ち所になりました。
まあ、世の中には非常識な人がいるものです。夜は無人の会社と思ってもらっては困りますよ。結構四六時中人の居る会社です。
以前には自社ビル前の傘立てからビニール傘を失敬していく人を見ました。
「えっ?」と絶句したまかない婦を見て、あわてて逃げていきました。もちろん傘は持ってっちゃいましたけど・・・
まあ、いろいろあらぁね。

それにしても、びっくりしたなぁもう。


今日は貴重な休日です。年の暮れの12月、なるべく疲れないようにしてこの年の瀬を乗り切らなければなりません。
まるまる休みではないのですが朝いつもよりゆっくり寝ていられるだけでもありがたいですよ。ところが今朝は携帯のアラームが鳴らず危うく寝過ごすところでした。また時間の設定が狂っています。

会社から貸与された携帯なので文句も言えませんが以前の携帯と違いしょっちゅう時間設定が狂います。狂った人間が持つと携帯も狂うのかしら?それにしても目覚ましが鳴らないのは困ります。

そんなわけで目覚めから予定が狂いましたが、何とかいつもの時間に朝ごはん代わりのおにぎりを作ることができました。
そして今日のお昼御飯メニューは焼くだけで良い「サバの味醂干し」と茹でるだけで良い「茹で鶏」です。
『楽勝だ。』と心の中の甘ちゃんが言いました。これなら一箱分ほど渡された折れた大根から煮物に使える部分を取り分け、残りの部分で魚に添える大根おろしも作れるし、たぶんもらったままチルドルームに入っているブリのアラを使ったブリ大根も作っちゃえるのではないか?
まかない婦の中の甘ちゃんと大甘ちゃんができるできると言うので手を付けたこの仕事が結構大変でした。

結局何とか時間に間に合いましたが空いた下敷き一枚分のスペースでネギを切ったり、茹で鶏を切り分ける場所が無くて箸の上で切ったりする大混乱状態でのギリセーフです。

あちこち走り回り、これでは平日と何ら変わりのないテンパった食事作りでした。休日はなるべく疲れないようにと自分で決めたのにその自分の首を自分で絞めています。
相変わらずのバカっぷり、今日はこの後少し昼寝でもしてパワーチャージすることにします。夕方には出かけなければならないので一日ゆっくりとはいきませんができるだけは・・・
そんなわけで今から後片付けをささっと済ます予定です。


12月に入り、お歳暮のシーズン到来です。

昨日も荷造りを手伝うように妹に言われ酒屋に行きましたが、ここ何年か右手首が痛いので重い荷物を包装したりすることはかなり無理があります。それでも何とかやっていると毒舌の妹が鋭く突っ込んできます。
「なんやあんた、へたくそなうえ遅いし、その上段ボール手でひっちゃぶっとるし(引きちぎっている)何やっとるんや!」
だから手が痛くて力が入らないのです。包装した荷物を別の段ボール箱を解体したものでくるもうと思ったのですが、きれいに切るにはそれなりの力が要ります。
しかも手首が痛いだけではなく左手の中指の爪と指の間を段ボールで切ってしまい、痛くて少し腫れています。
ここにまた段ボールがINしたので痛さ倍増です。

爪の間って本当に痛いですよ。昔の拷問にここに針を刺すというのがあったみたいで、まっこと人の体の痛いところを狙った鋭い攻撃だと感心してしまいます。
何度も同じことをするのも嫌だったので指サックを探してつけてみましたが指サックの指先が裂けています。何の意味もない。

自分で自分に突っ込みましたが、全部破れているわけではないのでしないよりはましって感じです。
指も手首も耳も痛い三重苦のまかない婦は今日も妹にどやしつけられながら働いています。
あっ、ちょっと胸が痛くなってきました。このままあの世へ直行か?

そんなことをぼやきながら妹の隣で働き続けた今日の日でした。


昨日の昼過ぎ妹の嫁ぎ先の親戚からブリの半身を頂きました。切ってみると10人分ほど取れたうえ鯛の干物まであったので今日の社食に使わせていただくことにしました。
でもさすがにこれだけでは足りないので市場へ買い物に行くと、どの魚屋さんも安くて活きの良いカマスを売っていました。大漁だったのではないかと思います。

そんなわけで今日の当社の昼食は焼き魚定食になりました。軟らかに焼けたカマスも脂ののったブリも旨そうです。

汁物を豚汁にしたので寒い日の昼ご飯としてはなかなか好評でした。いつもなら義妹が汁物は作ってくれるのですが、今日は来客があって忙しいのがわかっていたのでまかない婦ががんばりました。
焼き魚は下処理は大変だけど焼くのは大きなグリルのおかげでかなり短時間にできる料理です。おかげで汁物を作る余裕もありました。
しかし、昨日は大漁だったのかもしれませんが今日は無理ですね。天気予報通り大風が吹いてとても漁に出れる状態ではありません。
金沢の街中も看板や植木が吹っ飛び大変なことになっています。妹の家では自転車と車に付ける荷台、タイヤを置くベンチが隣の家までぶっ飛んで行ったそうです。

まかない婦は自社ビルの5階に住んでいるので風当たりも一層強く、ドア、ふすま、障子がバタバタ鳴ってうるさくてよく眠れませんでした。
ウトウトしながらボロボロの物干し場がぶっ飛んで会社の車を直撃するのではないかと心配していましたが、よく考えてみればあの物干し場はとっくに撤去されていました。良かったです。
今日という日は本当に一日中大風が吹いたり霰が降ったり、雨脚が異常なほど強くなったりでさんざんな日でした。これ以上悪くなりようがない感じですが、一刻も早く穏やかな気候に戻ってほしいものです。
酒屋から本社までの数メートルの距離で酒がずぶぬれになりブルーな気分は限りなくダークになっていきます。
まして今はお歳暮時期です。濡らしたくない商品が小さな酒屋にもたくさんあるのです。神様、仏様、テルテル坊主様、明日天気にしておくれ~




昨日萬歳楽の営業の方が近々発売になるお酒の案内をもって当社酒部に来てくださいました。まかない婦はお会いした覚えもありませんが妹とは顔見知りのようです。若くてなかなかのイケメンです。
持ってきてくださった案内のお酒が丁度欲しいと思っていたお酒の条件とぴったりだったのですっかり嬉しくなってしまいました。
このお酒のほかに振る舞い酒の樽のレンタルの話題もありその流れからお正月のお酒の奉納の話になりました。以下は会話形式でお楽しみください。
萬「正月には裸で酒樽を白山媛神社に奉納するんですよ。」
妹「えっ、全裸ですか?」
萬「イヤイヤ、はいてますよ。」
ま「安心してください、はいてますよですか?」
萬「そうです、白いパンツをはいてます。」
妹「まさか、ブリーフですか?」
妹の質問は容赦なく、女性としての恥じらいもない。笑いを取るためならどこどこまでも突き抜ける覚悟のようです。

萬「グンゼじゃありません。こんなんなったやつです。」身振りで短パン型のパンツであることを表した彼だったが、グンゼであろうが福助であろうがメーカーは関係ないのでは?
パンツ一丁に足袋だけ履いて酒樽かついで奉納するのだという話にまかない婦とその妹は声をそろえて突っ込みました。
ま&妹「寒くないんですか?」
萬「寒いですよー!!」
そりゃそうだよな。萬歳楽さんなかなかスゲー催し物やってんのね、驚いたわ。

まあ、伝統行事なんだろうから死なない程度に頑張ってください。でもその取り組み年配者にはちょっと危険ですよね。お体どうぞ大切に。


とうとう12月に入り、今朝は棒ダラとカイボシの注文取りの電話がかかってきました。うわー、もうすっかり年末です。

先月の初めごろから印刷屋さんが当社を訪れ
「あのー、年賀状は・・・」と穏やかーに原案を早くください催促をしています。
ですが当社の場合それがスムーズにいかない大きな問題があります。

当社の年賀状は毎年野菜か果物を取り上げ、絵手紙風のものを作っています。

まあ、こんな感じです。
義妹が絵をかき、皆でそれに見合った言葉を考え、妹が字を書きます。
ところが数年前から弟である社長がこの言葉を自分で考えるようになりました。その言葉がトホホです。
考え付くのも遅くて年末ギリギリになるし考えた言葉がまたトホホなので、ある年社長を交えずにさっさと作ったことがあったのですが、大変なご立腹でした。良い出来だったはずですがねぇ・・・
そして今年も素材と言葉が決まったのですが絵は良い出来なのに言葉の方が・・・
妹はもう関わるのも嫌になっているようです。まあ、今年はいつもの年より早く決まっただけもうけものと言ったところです。
そんなわけですから来年も年明け早々素敵な年賀状が当社から届けられます。当社と賀状のやり取りのある皆様、どうぞ楽しみにお待ちください。
