まかない婦のお勝手ブログ
私は柿市商店という石川県金沢市の八百屋で働いているまかない婦です。 自分の周りに日々起こる、おかしな出来事などを取り上げて、ブログを書いてみようかなと思っています。
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とはいえ一応栄養士なので今日の昼ご飯には南瓜を使いましたよ。

南瓜のサラダです。でもって、上に乗っているのはタコさんウインナーではなくツリ目の異邦人でございます。

今日も今日とて超忙しかったのにこんなものを作っている自分に呆れ果てています。

ごくごく一部の社員にだけ受けました。まっ、そんなようなもんです・・・
今日、なんだかとても酒屋が忙しいと思っていたらJCI世界会議金沢大会というのが11月3日からあるのですがその前のり隊が来ているらしいです。おかげで妹と2人てんてこ舞いです。


今夕方の6時ごろですがようやく落ち着いてブログ書いています。
ブログと言えばクックパッドのほうで毎日更新していたご飯日記をブログに移行するようにと案内が来ていたので即日実行したのですが、どうやって閲覧できるのかがわからず問合せしてみたところ個人のユーザー向けの案内だったのだそうです。
なーんだ、その気になっていっぱい書いちゃったのにがっかりだな。

まっ、こんなようなもんか・・・
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* by ターチK
我が家もかぼちゃを煮付けました、普通にですが。柿市のHPトップの下にクックパッドかきいちブランドページなる表示を見つけました。これって前からありましたか。ごはん日記が一覧できますね。
Re: タイトルなし * by まかない婦
ターチKさん、さっきメールで返事を書いたのですが反映されてないみたい?
ご指摘のボタンは前々からありましたよ。以外に見えてないものなのですね。
ご指摘のボタンは前々からありましたよ。以外に見えてないものなのですね。


最近世の中はハロウィンで盛り上がっていますよね。

金沢でもデパートの洋菓子売り場の売り子さんが魔女の帽子やジャックオランタンの帽子などをかぶっていて違和感満載の売り場になっています。
楽しそうならそれなりに見られると思うのですが、結構年配のご婦人が哀しげな顔をして被り物をしているのは哀愁漂う秋の風情です。

被り物だけならまだしも肩の部分だけに張り付いている小さなマントは・・・ご苦労様です。
八百屋のまかない婦で良かったと思う今日この頃です。(^∇^)ノ

今日から長袖デビューしました。調理場の中も薄手の物なら長袖でもなんとかなりそうです。(^_^)/
昨日墓参りに行く予定だったのですが背中が痛いとブーたれていたらじゃあ今日は出かけずに休もうということになりグダグダの一日になってしまいました。
昼過ぎから布団に埋もれ好きな本を読み返したりうとうと寝たり、これ以上ないほどの贅沢な時間の使い方です。

お出かけ命の母と違いまかない婦はインドア派です。できれば出かけたりせずグダグダすることに幸せを感じます。
こんなでは仕事をリタイアした後あっという間に認知症になりそうですが、幸せーな感じでフェードアウトしていければ良いですよね。
まあ、人間生まれる時も死ぬ時も人の世話にならなければならんことになっているようですが、出来るだけ世間にダメージを与えないように逝きたいものです。
さて、すっかり深まった秋の日、今日は温かいおかずにしようとスープ煮にしました。温めながら提供するスタイルです。
こういった料理は寒いときはありがたいものですが、時として何時間も温め続けていたために別物に変わってしまうことがあります。今日の料理がそうでした。

肉団子とレタス、春雨をスープで頂く料理のはずだったのですがふととろみをつけて卵を溶きいれても良いのではないかと思ったのです。
確かに作ったばかりのときは美味しそうに見えました。ところが3時間後には別府の地獄湯めぐりのような不気味なものに変わり果てていました。

この下に見えてる肉団子の料理が

不気味なドロドロ沼みたいなものになっています。

う~ん、料理ってやっぱ難しいわ。
まかない婦歴もすでに20年を越え、この手のしくじりはあまりしないはずなのですがこんな日も有るさね。(~_~;)
えっと、この料理は近日中にリメイクおかず決定で~す。どんなふうに変わるかこうご期待。


今日いつものようにクックパッドのご飯日記を更新しようとしたところ「ブログのご利用」を薦められました。ご飯日記の進化版だそうです。
もともとブログってなんだっぺ?状態からたった2日でこのまかない婦のお勝手ブログを立ち上げた人間ですから言われるままそちらもブログにしてみました。
クックパッドではご飯日記のコーナーがお知らせに変わり、今度はブログだそうです。まあ、書き込む内容は変わらないと思うのですが、これからはそちらに料理の材料になった上がってきた野菜をのせてみるのも面白いかなと思っています。
検討とか逡巡する前にとっととやっちゃうというのは自分のネガティブな性格とはそぐわないような気もするのですがこれも自分の一部なんですよね。
ここからは無謀つながりです。今朝のテレビで人生で一番の危機といったような内容でアンケートをしていました。泥棒がベランダに潜んでいてそいつにストーカーされた話とか、心肺停止に陥った話など結構すごいのが多かったです。
まかない婦の場合はインド旅行をしていた時の恐ろしい経験です。
たまたま道連れになった日本人の人と長距離列車に乗ろうとして、乗り込む客車を間違えてしまいました。今はどうか知りませんがその列車は客車間の通行ができなかったので乗りなおすために走りました。


まるで映画さながらに自分のザックを走る列車にぶち込み乗り込もうと追ったのですが運動神経0人間のまかない婦にそんな芸当ができるわけがありません。あわや列車の下に転落死もしくは荷物なしで駅のホームにたたずむ自分を想像しましたが、たくさんのインド人の人たちが手を伸ばしてまかない婦をつかみ上げてくれたのです。
乗れたのはまさに奇跡でしたが、命のともしびが大きく揺らいだ瞬間でした。

長く生きていると本当にいろいろなことがあるものです。
クックパッドの新しいブログは昼ごはんオンリーで行くつもりです。こちらの方は今迄通りどうぞよろしくお願いします。


今日のお昼頃厨房にでっかいハエが入ってきたので小部屋に閉じ込め窓から追い出しました。
まかない婦「こんなでっかいハエどっから入ってきたん?」
義妹「エレベーターに乗ってきたんじゃないの?3階で降りんなんってことやろう。」
ま「えー、お昼食べにきたん?200円持ってきたか?」
当社の食事は200円で食べてもらうことになっていますが、でかいとはいえハエの身では100円玉は持てなかったようです。義妹は
「体小さいのに200円は可哀そうやろ。」などと言っています。
私と義妹の間だけではなく社員間でもいろいろな掛け合いが繰り広げられ結構楽しい当社です。

そういえば今朝長年勤めている従業員が年に合わないでっかいドクロをプリントした上着を着ていました。まかない婦はドクロみたいな顔をしてそんなものを着ていたらマッチしすぎるから止めたらどうかと提案しておきました。大きなお世話だそうです。

さて、当社3階食堂には祖母の遺影が飾られています。働き者でずっと当社のまかないをしてきた祖母の遺影は仏間よりも食堂のほうがふさわしいです。もちろん仏間にも飾ってはありますが祖母は3階に居るような気がします。
ですがやっぱり仏壇に花やお供え物はありますが食堂の写真の前には物があったりなかったり・・・以前古参の社員に注意されました。
「婆ちゃんの前に何もないぞ。お供えある時とない時がバラバラやぞ。」
う~ん、確かにそうかも・・・

今は結構ある方です。頂物のバウムクーヘンの上にカップ麺、その上に食べかけのチョコレート。右に転がっているのは生命保険のセールスレディが置いて行った撒き餌です。
緑色の犬のぬいぐるみは祖母が施設に入所していたときずっとそばに置いてあったものです。写真の前には名古屋の叔父が作った小さめの円空仏が祖母の遺影のお守りをしてくれています。
お供えは祖母の好きなものというよりとりあえず何か置いとけみたいになっています。
あっ、犬の頭に乗っかっているお数珠を使って古参の従業員がいつもお参りしています。まかない婦の目には酔っぱらったサラリーマンのネクタイのように見えていますが、お参りをしているドクロ男は気にならないようです。
写真の祖母の顔は施設入所者にありがちな散切り頭で顔もむくんでいますが、死に顔はむくみが取れて恐ろしく美しい顔でした。遺影としては死に顔のほうが良かったのではないかとすら思うほどです。
祖母の遺影の前は当社同様とっ散らかっちゃっています。まあこの方が祖母も居心地良いのかも?そんな風にも思う2代目まかない婦でした。


とうとう昨日サケマルシェに行ってきました。石川の地酒と美味しい料理の祭典はお天気にも恵まれたくさんの人たちでにぎわっていました。
今年で3回目になるのでお客さんの方もなれたものです。

敷物持参、中にはおつまみまで持参したり小さなテーブルや椅子持ち込みの方までいます。今年はさらに簡易テントも見かけました。まさにそこまでするかの世界になってきています。

まかない婦と妹は入口すぐのところに陣取っていらっしゃった天狗舞さんの営業の方に最初にあいさつしたのですが、ご親切にサケマルシェのグラスを持ってきてくださいました。
会場が広くどこに何があるのかもわからなかったのでこの親切はありがたかったです。

右端が天狗舞さんのブースです。ここで搾りたてを頂き、隣の大日盛りさんのところでは純米大吟醸の原酒を頂きました。そして竹葉さん大江山さんと立て続けに飲み続け、このままでは早々に沈没しそうだったので食べ物ゲットに向かいました。

最初に頂いたのは酒屋彌三郎さんの馬刺しの炙り雲丹巻きです。チケットを沢山つぎ込んだだけあって抜群に旨かったです。

これはアロスさんの海の幸山の幸の小さな小さなパエリアとウナギの小さな小さなパエリアです。

バーニャカウダもゲットしてきました。蕪が柔らかくみずみずしくて八百屋生まれ八百屋育ちのまかない婦もびっくりです。


いろいろな蔵の方たちにあいさつしながらバシバシ酒を飲みまた食べ物ももらってきました。ポテトサラダ、メンチカツ、内臓の煮込みを肴に酒飲んでます。

妹が敷物とお酒をのせる小さなお盆を持ってきていました。楽しく飲んだり食べたりしています。

常きげんさんのブースで最近仕入れたけどかなり高いのでまだ飲んでいない大吟醸を頂きました。週末のファミリーパーティにはこのお酒を買うことにします。とても温かく迎えてくださり柿市酔っ払い姉妹はうれしくなってまた更に飲み続けます。

白駒さんでは大吟醸を頂きました。なぜか白駒さんのブースで加越酒造の怪しい蔵人が客引きをしていました。
神泉さんのところでは見たことのないお酒があったのでこれもゲット。とてもおいしかったので仕入れ決定です。
当店の大好きな蔵元手取川さんにも見たことのないお酒が・・・柿市商店まだまだですね・・・

妹がどこからかブリ大根を仕入れてきました。

食べているとすぐそばでバンドの演奏が始まりました。コンドルは飛んでいくだったかな?楽しいです。

宮本酒造さんのご夫婦です。素敵な笑顔ですね。


tawaraさんのフォアグラの最中です。ほかにべつのところでローストビーフやどら焼きもゲット!どこまで食べ、どこまで飲むのかほぼ底なしです。
末広さんや奥能登の白菊さん、獅子の里さんに菊姫さんすべての蔵のお酒を飲みつくさんばかりの勢いです。
会場で当店の唯一といってよいほどのお得意様方舟さんの方々も楽しそうに飲んでいました。老婆がお邪魔してもいけないと思い手を振るだけにとどめ、乱入はやめておきました。


楽しい1日。自分たちでもどんだけ飲んだのか把握しきっていません。さらにこの後2軒飲みに行った豪傑姉妹ここにあり。
来年も飲んじゃうぞ~!!○o。(○゚ω゚)ノャァヽ(゚ω゚○)。o○

今日は金沢も良いお天気です。

この後妹と2人サケマルシェに行く予定です。サケマルシェは石川県の日本酒とお料理の祭典、名だたる名店が料理を提供していますし、ほとんどの蔵元さんが自慢の銘酒を持って参加しているはずです。
その場でいろいろな酒蔵の方と会って楽しくお酒を飲むのがとても楽しみです。

今回から二日間の開催になったので昨日は閉店まで店の営業も続けられましたし、今日は昼過ぎからゆっくりとイベントを楽しめそうです。
当社の社長も珍しく従業員食堂のご飯をパスしてチケットを抱えて会場に行きました。寿司の名店が多いので寿司命の社長としては片端から食いまくる予定と見ました。

当社の今日のお昼御飯はニシンジャガとロコモコ風ハンバーグです。

こんな感じに出来上がっています。
最近ジャガイモが美味しくなってきました。数日前にも名古屋の叔父からもらった梅干しと紫蘇を使ってジャガイモの梅香和えを作ったのですが、この料理を好きな社員が何人もいて見た目がいまいちな割によくはけました。
妹の娘もこれが大好きなので少しだけおすそ分けをしました。ジャガイモ大好きの芋娘です。

昨日の晩も母と2人の夕ご飯にもう少し何かプラスしようとこの梅香和えかかぼちゃの煮物を出そうかと思い母に聞いたところ迷わず梅香和えにしてくれと言われました。
南瓜のほうも自分で言うのもなんですがよくできていたので即答にはちょっと引っかかりましたが食べている様子を見てよくわかりました。
母はただジャガイモを食べているのではなく、この梅干を作って持ってきてくれた叔父のことを思いながら食べているのです。梅の絡んだ崩れたジャガイモをかき集めるように箸にのせ食べていました。
まかない婦も以前は梅干を作っていたので梅干しづくりの大変さはよくわかっています。作るのをやめてしまったのは作って出しても食べる人は一人で何粒も食べてしまい、食べない人は全く食べないというひどく偏った状況に、みんなのための従食費用をつぎ込んでも良いものかと疑問に思ったからです。
手間暇以外にお金も結構かかるのが梅干しという食べ物なのです。
今ではほとんどこの梅香和えか、イワシの梅煮以外には使わないのですがそんな従食に贅沢に梅干を使えるのはまったく叔父のおかげです。
作るたび、食べるたびにありがとうと思っていると自負していたのですが、やはり母の思いの方が深かったのかもしれません。
それでもありがとう、ありがとうございます。

いろんな人に支えられて生きているのだということに時々気づくようになってきました。年を取るということもあながち悪いことばかりではないと思う今日この頃です。

* by ターチK
銘酒揃いのサケマルシェ、存分に楽しめますね。
手間暇もお金もかかるのはお酒と一緒の梅づくりです。今年の出来は・・・一喜一憂杜氏さんとおんなじ気持ちかな。名人の杜氏さんに例えるなんて失礼ですね。美味しいお酒と名店の料理を堪能してください。
手間暇もお金もかかるのはお酒と一緒の梅づくりです。今年の出来は・・・一喜一憂杜氏さんとおんなじ気持ちかな。名人の杜氏さんに例えるなんて失礼ですね。美味しいお酒と名店の料理を堪能してください。
Re: タイトルなし * by まかない婦
ターチKさん、いつもありがとう。
昨日のサケマルシェはとても楽しかったです。いつかこの時期に金沢に来ることがあればぜひ行ってみることをお勧めするのですがねぇ・・・
とにかくこんなイベントは天気が良くなければ話になりませんが、お天気最悪地区金沢としては上出来の日差しでした。
昨日のサケマルシェはとても楽しかったです。いつかこの時期に金沢に来ることがあればぜひ行ってみることをお勧めするのですがねぇ・・・
とにかくこんなイベントは天気が良くなければ話になりませんが、お天気最悪地区金沢としては上出来の日差しでした。

とうとう今日明日と食の大イベントサケマルシェが始まりました。今頃お客さんたちは旨い料理を食べ、ワイングラスで日本酒を飲んでいることでしょう。

まかない婦と妹も行くことになっているのですが、今日は夕方から雨模様のようなので明日かなぁ・・・て感じです。
と言っても早い時間に行けるわけでもないので長時間飲んだくれることは出来そうもありません。

しかも明日だと〆の時間が夕方5時と異常に早いのでその後どうするのだとの展開になります。
そしてここでもう一つ問題があるのです。基本的に買取形式のサケマルシェのチケット、酒屋で15セット仕入れたほかに本社のほうで取引先から買ってくれと頼まれた分がどうやら6セットあるらしいのです。
酒屋のほうは半分以上売れたので今日一日売れば自分たちで使う分ほどになるとは思うのですが本社のほうはどうするつもりなのか社長が抱え込んだままです。
まあ、寿司の名店が多く出店しているので社長が食べに行けばよいと思うのですが、あんな会場で食べるのは落ち着かないから嫌なのだそうです。まったく我儘なオヤジです。

でも少しかわいそうになったので
「寿司に代えて持ってきてあげようか?」と持ちかけたところ大喜びでした。
ですがそういった後からふと思ったのです。そんな大荷物の傷みやすい食べ物を持つとなると、そのあと飲みに行くにも不都合だしそのまま帰宅ではつまらないではありませんか?
それに第一持ち帰りができるのか?最近の飲食店では食中毒でも出した日には大変なことになるので持ち帰りはほぼ不可能です。
しかも出店している店は金沢でも名の知れた名店ばかり・・・ありえんな

というわけで『寿司命』の社長様への寿司持ち帰り大作戦ははかなく消えたのでありました。めでたし、めでたし ヾ(o´∀`o)ノ

昨日久しぶりに取引先の御重役Ⅰ様が来店されました。週末に催されるサケマルシェのチケットをわざわざ買いに来てくださったのです。
しかし、玄関から入ってこられたⅠ様はまたぞろ見かけぬ女性を連れていらっしゃいました。
「また新しい彼女ですか?」と尋ねるまかない婦に人聞きが悪いとあきれながら新入社員だと紹介された女性は若くてかわいい感じの方です。
本当はこんな軽口をたたけるお相手ではないのですが、付き合いの長さがついついまかない婦を増長させます。
言わなくても良いことを言ってしまうこの口は以前は『空飛ぶ口』と言われたものです。ですが酔った時の妹には負けます。

このお取引様とも随分と長いお付き合いになりました。
そもそもこの会社の社長さんが開業前の状態でふらりと当店を訪れ
「今度東京で店をやろうと思っているのですが、お酒を送ってくれますか?」と聞かれ
「お金さえ払ってくだされば送りますよ。」との返しから始まったお付き合いです。
今では大きな会社になって当店などが取引先というのもおこがましいほどのご発展ぶりですが、ぶれることのないお付き合いが続いています。
昇り竜がごときの取引先様に比べ当社はどうかと振り返るに、どう良い風に見てもねまり牛と言ったところでしょうか?
まあ牛歩なりとも前へ進んでいけるのであれば良しかしら?
この牛先日は善光寺参りも果たしました。


これからはもっとみんなが楽しく働ける会社になりたいと、100年以上たったこの時点でまだ果たせていない目標に向かいゆっくりと歩いている途中です。
当社にかかわりのある皆様がもしこのブログを見てくださっているなら、歩みのノロいこの牛をどうぞ温かく見守ってください。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


今週末の土曜日と日曜日に日本酒の一大イベント『サケマルシェ』が催されます。
去年は快晴で気温も上がり、半そでTシャツで丁度良い気候でした。今年も良い天気のはずだったのですがここへきて少し崩れ気味との予報に変わってきています。雨だけは勘弁してほしいと願う雨女でございます。

さて、今日はその話ではないのです。つい先日亡父の19年目の命日が過ぎ、またたくさんの花など頂きました。
もうこんなに長い時が経っているのだからいいような気もするのですが律儀に花が届けられます。こちらも親戚の大切な命日を忘れないようにしなければと思ってはいるのですが、忙しい日々に紛れて忘れてしまうこともたびたびです。
退職した叔母はお経の本の巻末に親戚の命日を明記したと言っておりますし、妹はカレンダー状にしたものを持っているのだそうです。
そして先日当家のためにもその命日カレンダーを作ってくれました。へたなカレンダーより大きなその張り紙を壁に貼り、ようやく安心しているこの頃です。
「安心してください、貼ってますよ。」

そういえばこのギャグを先日来店された天狗舞さんの営業の方の前で披露したところ
「新しいですね。」と持ち上げられましたが、決して新しくはないと思います。

ただ、やれば本当に彼のように丸裸で通りそうなタップタプのおなかは我ながら見事です。
こんなことでは栄養士としていかがなものかと暗くなってしまいますが、もともと栄養士らしい活動もしていないのでまあ良いかって感じです。
実のところ栄養士会の会合などに出かけるとやはり確実に太っている人は少なめです。まあ、栄養指導などしたときに『あんたには言われたくないわ。』などと言われる可能性を考えると節制せずばならん職種ではあると思います。
以前当社社長がある病院で太った医師に痩せるよう指導を受け、この言葉をぶっぱなったらしいです。

すると翌年その先生は見事に痩せていたそうで、先生よく頑張りましたの巻きです。

まかない婦も少し見習わなければまずいと思ってはいるのですが、うまい酒と肴についつい理性をなくす毎日です。イカン、イカン・・・


今日は月に一度の完全休業日だったので映画でも観に行こうかとも思ったのですが、義妹から『夢の湯』という健康ランドの招待券をもらったのでそちらに行くことにしました。

まかない婦はもともとその手の施設が結構好きです。お風呂に入ったりマッサージをしてもらったりと東京にいたころも従妹と2人で何回か繰り出していました。懐かしいです。
金沢にもルネスという立派な健康ランドがあってとても気に入っていたのですがかなり前に撤退してしまいました。残念です。
夢の湯はルネスほど大掛かりではありませんがマッサージや岩盤浴、エステみたいなところもあってまずまず楽しく遊べます。
ただ、相棒の母がこの手の施設はあまり好きではないようなのでここ数年ほとんど行っていませんでした。
そして今日久しぶりに行った夢の湯で天然温泉の湯壺につかるなり、すぐ眼先にあった韓国あかすりの案内に引き付けられました。
小心者の癖に何でも経験してみたい無謀な性格のまかない婦です。もちろん韓国旅行をしたときにも本場のあかすりは経験済み。まな板に載せられた魚の気分は充分味わったのですがここ夢の湯でも以前にやってもらっています。
懐かしさ80%程度の気分であかすりにトライしました。
そして最初の一こすりで後悔しだしました。あかすりのミトンがかなり固い。ひょっとしてそれ人間の体用ではないのではと思うほどのきつい肌触りです。
考えてみればここ1年ばかりタモリ式入浴法でほとんど石鹸も使っていないのに突然の垢すりは無謀だったかもしれません。完全に因幡の白ウサギ状態です。
ただ垢はかなり出たようでそれもまた少し恥ずかしいまかない婦です。

まあ、垢すりしてもらっている姿はとても正視には耐えられんものですが、本場韓国ではこれどころではないめくるめく経験が待っています。ぜひ未経験の方にはトライしていただきたいものです。ある意味人生の幅がほんの少し広がりますよ。

今日は久しぶりの健康ランド体験で楽しかったです。岩盤浴もやってみたしインド人かネパール人かは知りませんが外国人コックさん焼き立てのナンを食べることもできました。カレーもまずまず美味しかったです。
招待券をまたいただいたので近いうちに行きたいものだと思っています。次は足底マッサージにリトライです。


昨日作ったおよそ6升の松茸ご飯が今までの中で最高にたくさん食べられてしまいあまり残りませんでした。

市場の人たちと昼ご飯に松茸ご飯を食べなかった社員におにぎりにした松茸ご飯を分けるのがいつものことなのですがそれがギリッギリ。ちょっと足らないほどでした。


これが1人分のおにぎりですが、これを12人分と市場の人用の大きな握り飯を4個作ったわけです。
そして今朝7時過ぎにそれぞれに手渡ししたのですがしゃべったこともない人がその中に2人いて、さらにそのうち1人は存在自体今日初めて知りました。

北陸新幹線が開業して景気が良くなった途端に若い社員が2人辞めてしまい、さらに入院中の人もいるので助っ人として数人の別会社の人が働いてくれています。
ですが働いている人なのか、たまたま来店されているお客様なのか判然とせず知らぬ間に知らない人が働いていたわけです。(^∇^)
まあ、松茸ご飯のおかげで初めてしゃべったしこれからは挨拶もきちんとするつもりです。あっ、そういえば数日前お客様かと思ってこんにちわって挨拶しちゃったみたいな・・・
昨日さんざん松茸ご飯を食べた社員たちがうらやましそうに松茸ご飯オニギリの行方を目で追っていました。


どんだけ松茸ご飯ラブ

でもここまで喜んでくれるなら社長も作り甲斐があるというものです。今年はあと一回作ろうと思っているみたい・・・
まかない婦的には面倒だけどあと一回なら耐えるか・・・しょーがねーなー。



今日は柿市商店の年に一度か二度しかやらない『松茸ご飯の日』


昨日弟が切った松茸を大急ぎで煮ておきました。ここ数年松茸を洗って切るという大変な作業は弟が1人でやっています。
以前はまかない婦と2人でやっていたのですが、『柿市の松茸ご飯は凄いねー!』と言われたい。ただそれだけのためにどんどん松茸の量を増やしたのでまかない婦に見とがめられるのではないかと恐れ、こっそりと大変な仕事を一人で敢行しているようです。

不必要なほど松茸の入った当社の松茸ご飯を社員も喜んでいるようなので渇を入れるのはやめておきます。

ようやく出来上がった松茸ご飯のうち4升がこのジャーに入っています。あと1升別のジャーに入っていますがご近所や親戚にもおすそ分けしても5升あるので社員も充分食べられると思います。
おかずも松茸ご飯との取り合わせを考えて作っています。

主菜は目玉焼きです。いくら松茸ご飯が魅力的だとはいえ目玉焼きを要らないという人はいないと思います。しかもゆるめに焼いた目玉焼きを松茸ご飯にのせ、玉かけ松茸ご飯風に食べることもできます。
副菜はいつもなら里芋の煮物なのですが、渡された食材が多すぎたので頑張って副菜に仕立てました。茄子の煮物、ピーマンとエリンギのきんぴら風、ナメコおろしです。
汁物もいつもならありあわせの素材で作るのですが、今日はお客様も何人かいらっしゃるので若竹汁にしてもらいました。
今日社員に精一杯食べてもらって、明日はお世話になっている中央卸売り市場の方や今日昼ご飯を食べられなかった社員におにぎりにして食べてもらう予定です。

今も何人か食べていますが、楽しそうな笑い声が響いています。食べ物の力って偉大だなぁと思う今日の日です。



先日今では顔見知りになったこのブログの読者の方が手土産を持って当店を訪ねてくださいました。まかない婦と年も割に近く、ふるさとが石川県だったのできっとこのブログを読んでくださるようになったのでしよう。
まかない婦にしても惹かれるアイテムは尾瀬、料理、バックパッカーなどです。あとは本かな?

頂いたレギラーコーヒーです。まだ飲んではいませんが丁度買いにいかなければいけないなと思っていたところです。
2日に一度の休肝日はまだ続けていますがやはり酒の代わりに炭酸水などを飲んで終わる夕食はやや味気ないものです。

そんな日の就寝前にレギラーコーヒーをゆっくり入れて飲むのが最近の楽しみになりました。
そのためコーヒーサーバーなども買ったのですが家の中を調べてみると使っていないサーバーも何個かあってあえて買う必要がなかったことがわかりました。
コービー落とすためにいい感じのポットはどこかにあると探したらやっぱり見つけられたのですが長年使っていなかったため内側が少し錆びていました。
錆びた女が錆びたポットで沸かしたお湯でコーヒーを楽しんでいます。

頂物のコーヒーはどんな味かしら?休日の昼下がり母と2人コーヒータイムにしましようか・・・


今当社の2基あるエレベーターのうち小さいほうのエレベーターの中が大変なことになっています。
どう大変かと言うとトロピカルフルーツの強い匂いが充満して、この匂いの苦手な社員達を苦しめているのです。匂いの元はポーポーとかポポーと呼ばれる珍しいフルーツです。

これがそのポーポーです。味はバナナとマンゴーを足して2で割ったような感じで、柿の種をでかくしたような種が何個も内包されています。結構美味しいとまかない婦は思っていますが、匂いに辟易している社員たちの手前大きな声で旨いとは言いづらい雰囲気です。
義妹の伯父さんが作っていらっしゃるのですがこの季節になると立て続けに送ってくださるのです。何百個単位の世界ですから知名度の低いこのフルーツがそうそう売れるわけでもありません。
最初の1箱をやっと買っていただいたすぐ後の立て続けの3箱ですから社長もちょっと困っているようです。

とにかくこれを売りさばくには先ず食べてみてもらわねばなりません。それには社員からと思いよく熟れたものを何個か試食してもらいました。(主に最近入社した人たちです)
「美味しい!」の声に気をよくしてさらに何個か皮をむき別の社員にも食べてもらおうと思いました。
丁度オニギリ改めオムがサラダ用の野菜を千切っていたので。食べてみないかと勧めたました。
オ「いやや!食べたくない。」
ま「なんで?」
オ「Nさんがまずいって言っていた。」
ま「あんた自分で食べたことあるがか?」
オ「食べたことないけど食べんから。」
ま「ダラ!!」

あまりにもかたくなだったのでつい方言で馬鹿者呼ばわりしてしまいました。食べたこともない食べ物をまずいのだと決めつける根拠がNさん・・・
しかしこのダラ呼ばわりされたことがオムにはかなり腹立たしかったらしくツイッターでつぶやいたところある人からは「信じられない」と言われ、外国人からは「クレイジー」とのお言葉を頂いたらしいです。
全世界がまかない婦を非難しているようですがまかない婦から見れば信じられんクレイジーな奴はオムです。
本当に旨いんだから一口食べてみろや!!まずいって決めつけるのはその後じゃないの?


まかない婦の古い友人の旦那がしょっちゅう当社にやってきます。リンゴやレタストマトなどを買うためです。


それはありがたいのですが、本来本社で買ってもらわなければならないところ必ず酒屋のほうに電話をかけてくるのです。

それだけならまだしもこの方まったく空気を読めません。最近とみに忙しくなっている酒屋の仕事で妹が緊迫していても全く理解できないようで自由奔放にふるまいます。
だいたいまかない婦と話していても会話のキャッチボールが全く成り立ちません。自分のしゃべりたいことだけを主語を抜かして言い放ったりするので何を言っているのか全く分からないことが多々あります。
そしてもう一つまかない婦を呆れさせているのは酒屋の景品をガバチョと持ち去ってしまうことです。

時にはお酒を買ってくれることもありますがほとんどは野菜で、酒屋の商品で執着しているのは横綱と言う名のネジネジのお菓子です。
『1000円以上お買い上げのお客様に差し上げます。ただし2個まで。』の1000円以上にも2個までにも当てはまらないその行為をとがめると
「ワシが欲しいんじゃないんだ。知り合いの子供にやりたいんだ。」というのですが、それってドンガバチョの言い訳になっていないです。

先日もその子供がかわいいのだと当店の妹に言ったそうです。そしてその子供の話をすると妻であるわが友人の機嫌が悪くなるのだと・・・
妹が子供ではなくわが友人富子に可愛いと言ってやれと告げると。彼は心底怯えた顔をして
「富子怖い、富子怖い。」と震え上がったというのです。

ふ~ん、そうなんだ。まあ富ちゃんがこの旦那にイラつくのも分かりすぎるほどわかるけどね。

妹は言っていました。
「本当におびえてたよ。」
怖がらせる程度で寸止めしている友人は偉いと秘かに尊敬します。まかない婦ならあの旦那ギッタンバッコンにやっつけちゃうでしょうからね。


昨日の夕刻酒屋の店番を妹から引き継いで社員の買い物を伝票につけていると若手の社員A君が入ってきました。そして焼酎を買っていた古参の社員Bさんに聞くのです。
A「むき栗の容器に水流しっぱなしになってるんすけど、どうすればいいですか?なんか結構ぬるっとしているんですが・・・」
B「水を細くして一晩さらしておけばいいやろ。」
A「それで良いんすか?」とA君が確認したのはBさんにではなく、流しっぱなしの水にむっちゃ厳しいわが妹でした。
妹「ハッ?家で一晩中水流しっぱなしなんかしたら叩きふせるわ!」

まかない婦は頭の中で考えていました。一旦傷んだむき栗に一晩中水を補給し続けたら再生するのだろうか?
・・・ゾンビか?

どう考えてもありえん話のように思いました。徹底的に洗うとか、傷んだ部分をむきなおすとか何等か別の手だてが必要なはずです。
時間も遅かったのでBさんの案は厳しく却下し、担当者に判断させるため氷を詰めて冷蔵庫で保存するようA君に頼みました。
Bさんは不服そうに黙り込んでいましたが、売り物になるかどうかはなはだ怪しいむき栗のために一晩中水を出しっぱなしにして下水道代金までかける価値があるとは思えません。
その水流しっぱなしは何かのまじないなのでしょうか?
野菜についてはまかない婦よりはるかに詳しい社長に今朝聞いてみました(念のため)。
ま「ねえ、一晩中水出しっぱなしにしてさらしておいたら傷んだむき栗がまともになるってことある?」
社「あるわけない。捨てるか、食べれるようなら従食で使うしかないな。」
捨てると食べるが同レベで並んでいることに少しく疑問を感じはしましたが、いくらハロウィンが近いとはいえむき栗のゾンビはありえんことがはっきり確認できたのでやっと納得したまかない婦です。

しかし、当社で多分このようなことがまかり通っているのだろうことは充分分かってしまいます。そういえばかのむき栗はどうなったのでしょう?今日になっても厨房に上がってこなかったところを見ると捨てられちゃったかな?

まったくヤレヤレです。


昨日従業員食堂の昼食作りがひと段落してさてブログでも書こうかと椅子に座ったら酒屋で働く妹からヘルプの要請がかかりました。なぜか荷造り仕事が多いので早めに来てくれと言われすぐに酒屋に駆けつけました。

酒屋に行くと焦ったためか酒を割ってしまい、さらに仕事が増えてしまった妹が興奮してギラギラした目をしながら働いていました。

先月発売になったひやおろしが予約だけついて冷蔵庫の中で出番を待っていましたが、ここにきて一斉に発送のオーダーがかかり従業員1人と助っ人1の小さな酒屋は軽いパニック状態です。


とりあえず依頼のあった4個の荷物を2人で作り終えた後、近場の配達と従食の買い物のため市場へ出かけたのですが、帰るとすぐ今度は妹が商品の引き取りに出かけて行ったので酒屋べったり状態から離れられません。
しかもこの間さらなる発送のオーダーがかかっていたようなのですがコンピューター上の取引なので音も鳴らず気づけませんでした。
あっ・・・もう宅急便の集荷が終わっちゃってんですけど・・・

結局申し訳なかったのですが宅急便会社に泣いてもらうことになりました。(取引先様には問い合わせしたのですが翌日必要な商品があったようで日をずらすことはできなかったのです。)
ついでにもう一つあった荷物も作り取りに来てもらいました。


ここでいったん厨房に帰り翌日の仕込みをしようとしたのです。何しろ渡された食材を見る限り翌日の仕事はかなりきつそうでした。

しか~し、神はまかない婦にさらなる試練を与えたもうたのです。
「明日発送の荷物のオーダーが4つ来た!」妹からの電話は地獄のささやきです。

出来ることは今日のうちにしておいた方が良いことはわかっていましたがブルーブルーブルー

結局午後から店じまいの時間までビッチリ荷造りに追われたまかない婦と妹の嬉し悲しの一日でした。
まっ、こんな日も有るか・・・

厨房のほうの仕事は翌日渡された別の食材が幸いして何とか回りました。いつも義妹が焦るまかない婦に言うのです。
「何とかなる。間に合わなかったことなんて無いよ。」
う~ん、そうかな?最近ちょくちょく12時過ぎても揚げ物終わってないこともあるような・・・
あっ、明日揚げ物だけど大丈夫か?先読みしていつも不安を募らすまかない婦に又義妹からエールが届きそうです。


連休の11日酒屋を開ける予定だったのですが激しく雨が降り出し心が折れました。

店を開けることをあきらめグタグタの一日を過ごしたのですが翌12日、またしても激しい雨音です。

さすがに2日続けてグタグタはダメだろうと思い切り、駅前まで買い物に出ることにしました。


実は欲しい本があったので駅前のフォーラスビルの中にある本屋さんに行きたいと思っていました。秋川滝美という作家さんの『居酒屋ぼったくり』と言う本がどうしても欲しかったのです。
ですが目指す本屋さんまでの道は結構遠かった・・・ってことに結果的になってしまいました。

駅ビルの中にも本屋さんがあるのでまずそこから覗こうと思ったのですが、その本屋さんの前に結構気に入っている洋服屋さんが有りついついそこに寄り道です。
そしてジャケットを買い、一軒隣の店で3足1080円の靴下を買いました。母も靴下買ってましたね。
それから本屋さんで『無痛』という文庫本を1冊買い、ようやくフォーラスへ向かいました。
ここの本屋さんで『居酒屋ぼったくり』の単行本を1から4まで大人買いしたのですがもう1冊欲しかった同じ作者の文庫本が売り切れていて買えませんでした。

いや、持ってはいるのですが何度も入浴したりしたのに更に何度も読み続けたのでとうとうバラバラになってしまったため買い換えたかったのです。売り切れとは残念至極。

母は大好きなバムとケロのカレンダーを買っていました。
本屋の後はウインドーショッピングも楽しみ、丁度良い時間に帰って夕食をいただきました。あっ、母は服も買ってましたよシャツとベスト。
雨降ってたけどグダグダしてるよりやっぱ外出して良かったです。結構楽しかったお買い物デーでした。


先日見ていたフーディズテレビの中でバックパッカーだった人がチョリパンというチョリソーとパンの専門店を出したというお話がありました。
その中でバックパッカーだった自分が日本に帰った後のことを考えたという話を聞き、ああ同じだと思ったのです。
まかない婦も昔バックパッカーとしてミレーのザックとともに旅をしていました。挙句に山小屋勤務です。
10年以上おとなしく働いていた血液検査センター勤務からは随分とはみ出したものです。
バックパッカーにしろ山小屋従業員にしろ日本の普通の生活からは少し外れた人たちです。学校を卒業して就職し結婚して家庭を持つ。そんな普通の生活から一歩はみ出しています。
そしてはみ出した人間が元の生活に戻ることは思うより大変です。

まかない婦が昔働いていた山小屋では山小屋従業員から足を洗い、普通の会社員などに戻ることを社会復帰と言っていました。
まかない婦自体は山小屋従業員を2年やってそのあと栄養士の学校へ入り栄養士として働き始めたわけですからまずまず上出来な社会復帰を果たした方です。
一緒に働いていた仲間の中には学校の先生になった人や歯科医(彼の場合は学生バイトだったのでちょっと違うか?)になった人、出版社に勤めた人もいる反面、山小屋とスキー場勤めを交互に繰り返す人や小屋締めの後海外旅行や登山に出かける人もいたりして様々です。
チョリパンの彼は素敵な店を開き、テレビにまで取り上げられる人になっていて元バックパッカーとしては輝ける星と言ったところです。

でも、バックパッカーってけっこう打たれ強いはずです。いろいろな国でいろいろとひどい目に逢っているはずですから普通の人より逆境に強いのではないかと思います。
ただ、行き先の国にもよるのかもしれません。まかない婦はインドやネパール、中国などが旅の場でしたがアフリカは大変だとか、パキスタンから西へ向かうのはきついとかバックパッカー同士でいろいろうわさが飛び交っていました。
西へ行きたい女の人に同行を求められたこともありましたが勝手に旅行しているうえに危険な目に逢うわけにはいかないからと断りました。
今の時代ならなおさらその危険度は上がっていますよね。まだしもまかない婦が旅行していたころはのどかだったのかもしれません。
フーディーズTVを観ながらあふれ出る自分の過去に一瞬おぼれそうになったまかない婦でした。


昨日は友禅作家の叔父と母の3人でまた外食しました。3人割り勘で食べる割り勘会です。
昨日はくすの樹さんにしました。結構久しぶりです。
ですが連休の割に満員ではなく奥の小上がりの快適なスペースが用意されていました。

突き出しは日本南瓜のエビそぼろあんかけです。このお店はいつも日本酒の品ぞろえが素晴らしいのでいろいろなひやおろしを飲めると思っていたのですが、ひやおろしのお酒はメニューに載っていませんでした。
でも相変わらずの素晴らしいラインナップだったのでその中からどしどし頼みました。最初は隣の富山県の羽根屋の純米大吟醸だったかな・・・?

このお店に来たら必ず頼む池田屋のへしこです。へしことは魚を米ぬかで漬けこんだものですがかなり塩気が強いものが多い中この池田屋製は甘みもあり抜群の美味しさです。
どこにも売っていないと嘆いていたら叔父が
「お前この前の時どこで売っとるか聞いとったぞ。」と言うのです。
ノーノー叔父様、酔ったまかない婦に何らかの記憶を期待するのは大間違いです。あきれる叔父を笑い飛ばしてまたぐびりと酒を飲んだまかない婦です。


意外とサラダ好きな叔父のためにグリーンサラダを頼みました。あまりグリーンな感じではないけどグリーンサラダです。塩昆布がドレッシングとともに混ぜ込んであります。

金時草の酢の物も叔父が好きなので必ず頼みます。

ここからお刺身3連発です。どんだけ刺身が好きなのかって話ですが実はまかない婦も母も刺身にはあまり興味がありません。この写真は赤西貝の刺身です。

こちらはガスエビの刺身。すぐに鮮度が落ちるので地元で食べられることがほとんどだそうです。叔父は頭の中身まで上手に食べます。

刺身の盛り合わせです。ナメラハチメ、カマス、ホタテ、イワシ、ブリトロ、サンマ、カジキ、水だこだったと思います。

吉田蔵の純米大吟醸の後天狗舞の中三郎を飲んだはずです。この器は作家物でかなり高いみたいで、高い酒を頼むと出てきます。


能登牛も叔父のお気に入りです。3人でシェアして食べるので丁度良い量になります。

母の頼んだ加賀蓮根の蓮蒸しです。

叔父とまかない婦は茶碗蒸しにしました。

〆は氷見うどんです。食べた覚えもないけど写真に写っているから食べたのでしょうね。
今回次から次と日本酒を頼み8合ほど飲んだうち半分以上はまかない婦が飲んだので結構酔っぱらってしまい帰りの階段を踏み外して足の悪い叔父の上にダイブするところでした。背中を壁に激しく打ち付けた記憶があります。
手土産にもらった天狗舞のひやおろしはきちんと冷蔵庫にしまわれていました。酔っていてもそのあたり抜かりはないようです。

あれほど飲んだのに二日酔いにもならない自分が少し怖い今日のまかない婦でした。


今日もまた書いたブログが消えてしまいました。

やっとられんわ!!

どんな話かと言うと最近包丁を研ぐグラインダーで包丁以外のものも削っているという話です。

当食堂の二代目グラインダーはちんけな外国人ですが結構役に立っています。
最近では掛けた食器を削ってそれなり見られるようにして使ってもいます。

ひどく欠けていた煮物碗をここまで修復しました。まだちょっと塗ったマニキュアが雑ですが、後数回塗り重ねればもう少し見れる感じになると思います。
しかし欠けた茶碗にちぐはぐな寄せ集めの食器たち、極めつけコップはワンカップの空きカップです。

あっ、ワンカップはほぼ100%妹の寄付です。

まあ、がさつな八百屋のばったもん食堂ですからこんなもんですか・・・
とりあえず最近のパソコンの不具合だけは何とかして欲しいもんですわ。(*`^´)=3

先日酒屋のお取引先様から『ふみこみ粕を扱っている蔵元を調べてほしい』と依頼がありました。
えっと・・・ふみこみ粕って何?
全く不勉強なので聞いたこともありません。でも蔵元に聞いてみればわかるだろうと思い、手当たり次第電話をかけてみることにしました。(とりあえずは酒粕を販売している蔵元さん中心で)
最初にかけた手取川さんで電話に出てくださった女性の方から教えていただきました。ふみこみ粕とは酒を搾った時に出る酒粕をタンク内で寝かせ夏前に熟成させて出す酒粕のことで、練粕とか土用粕と呼ばれているものと同じだそうです。
昔は蔵人がこの粕を踏んで練粕にしたのでふみこみ粕と呼ばれることもあるのだそうで、主に漬物の業者の方などがふみこみ粕と言うことがあるとの説明でした。
全く知らなかったことを的確に教えていただき思わず頭が下がります。
「勉強になりました。」とお礼を言いました。

ですが電話をかけたほかの蔵では反対にそれはなんでしょうかと聞かれることもありました。電話応対だけの事務職の方なら知らなくても当たり前なのかもしれません。知っている蔵の方からはそのあともいろいろ教えてもらってふみこみ粕が自分の中に根付く知識になりました。

酒屋としてはよちよち歩きの当店です、知らないこともまだまだ多いのでしょうね。(一応はひい爺さんの代から酒屋もやってはいたのですが本業は青果物業だったので酒屋としての家業の伝承が全くできていない状態だったわけです)
でもいろいろな催し物で何度か顔を合わすうち、親しくなった蔵の方もいらっしゃって問い合わせをしたりしても親身に聞いてくださるようになったのが嬉しいことです。
ちなみに当社で売れ残り、期限切れになった板粕を一袋持ってきて踏んでみたら本当に練粕のようになりました。これから寒い日も多くなります。このまかない婦謹製ふみこみ粕で粕汁を作って社員に喜んでもらうことにします。o(^▽^)oヨッシャー

昨日は中央市場が休みなので会社も休みでした。休みと言っても出番の人たちの食事は作らなければなりません。

ですが昼ごはんの後片付けが終われば自分の時間です。日曜はバス旅行で楽しかったのですが少々疲れました。そんなわけで午後からゆっくり休めるのが楽しみだったのです。
けど今日が叔母の誕生日なので何か買ってこなければなりません。外出せずにグダグダするという夢の計画は実現不可能なようです。

厨房の後片付けがほとんど終わり、まかない婦がブログを書いていると母が美容院へ行ってくると言い出しました。どうぞどうぞと送り出し自分は夕方までグタグタすることにしました。
寝転がってテレビをつけ、好きな本を読みながらうとうとしたりしているうちに時間が過ぎていきました。
母に声をかけられたときは夕方の4時半を過ぎていたでしょうか?
母「遅くなってごめん、出かけるんやろ?」髪をきれいにセットした母が立っていました。
気持ち的にもう少しグダグダしていたかったのでまともに返事をしなかったまかない婦に向かって母は畳み掛けるように言います。
母「出かけんがか?テレビずっと見とるつもりか?本読んどるんか?出かけんがやね?良いけど出かけんがやろう?」
その口調から母がお出かけをしたがっているのはよくわかりましたが、つい3日前にハードなバス旅行をしただけではなく同窓会の泊りがけの温泉旅行は1週間前、その前の週末は父の命日で親戚が集まり宴会をしたのですがその日の夕方までまた友人たちとお出かけをしていた母です。
どんだけお出かけ好きなのか?またなぜにこんなにタフなのか?まかない婦の理解力をはるかに超えた母の底力は空恐ろしいものがあります。
あきれて見上げるまかない婦に見切りをつけ、母は残念そうに去っていきました。

どんだけ、どんだけ、どんだけ凄い『お出かけ命』御見それいたしました。


昨日の6時過ぎ前日に訪ねてきた外国人のお客さんが再度来店されました。

前日に目をつけていったニッカの『竹鶴17年』を買いに来られたのです。
前日にはショップカードをほしいと言われたのですがHPアドレス以外は全部日本語なので外国人のお客様には意味をなしません。仕方がないのでお手持ちのマップに当店の場所を印し帰って行かれました。
当日のうちに戻ってこられるのかと思い妹に申し送りすると案の定顔をひきつらせていました。

一日ずれましたが戻ってこられ竹鶴をお買い上げです。
本当に最近のジャパニーズウイスキーの人気はすごいです。当店では元から山崎や白州の10年12年は常においてありました。と言っても2本づつぐらいしか置いてなかったのですが誰も買う人もいないのでそれで良かったのです。
時折弟や自分、ごくまれにお客様が買う以外動きの少ない商品でした。
ところがサントリーがウイスキーの大きな賞を取り、創業者のNHKドラマ『まっさん』の放送が始まったあたりからジャパニーズウイスキーブームに火が付きました。

まず外国人のお客さんが目の色を変えて(もともと変わっている人もいますね)高いウイスキーを買いあさるようになり、小さな店のささやかな在庫はあっという間に売り切れてしまいました。

特に中国人のお客様の勢いは凄まじいものがありました。どんなに高くても頓着せずあるだけ買っていかれます。チャイナパワー恐るべしです。
ですが西洋人のお客様のニーズがなかったのかと言うとそうではなく、「なんでこんなにウイスキーがないんだ。」と腹立たしげに問いただされることもありました。
それはね、あなたたち外国人のお客様がぜーんぶ買っちゃったからだよ。

そのあとも仕入れ先の好意で時々入荷するウイスキーを妹はかっぱらわれないように古い階段の上の方にディスプレイしていました。
昨日売れた竹鶴はその中の一本です。
高いウイスキーを包装紙で包む間そのお客様は言われるのです。
「このお店とても静かですね。僕はこのお店の静かなところが好きです。」
・・・たぶんほめ言葉なのでしょうが、商売人として店が静かなのが良いと言われて喜んでいる場合ではありません。
言われてみればほかにお客様もなく、妹のかけたオルゴールのCDがチンコンカラリと鳴っていました。

サンキューと返すには返しましたが顔は引きつっていたと思います。
静かな店はそのあと一人だけお客様がありましたが店じまいした時の売り上げもひっそりとしたものでした。
千客万来の金沢でこのありさまでよいのだろうかとは思いますが、この状態ですら手に余っている今日この頃です。
チンコンカラリと鳴るCDを止め、後片付けして店を後にしました。


今日もバス旅行の続きを延々とつづる予定です。うんざりしている方はここで

そうでもない方は続きの話についてきてください。

戸隠神社のすぐそばにある中谷旅館と言うところで手打ちそばの昼食をとることになっていました。ここは添乗員さんの一押しだそうで年とともに蕎麦が好きになってきたまかない婦としてはかなり期待していました。
しばらく前から携帯で添乗員さんはこちらの状況を知らせています。その電話のわけが後になってわかりました。

古めかしい旅館でしかも改築工事中でしたが和室にテーブル席をしつらえてあり足が痛くて正座のできない母や妹は大喜びです。
テーブルにつくと焼き立て熱々のイワナの塩焼きが出てきました。


秋の限定酒ひやおろしがここでも出てきました。これがまた抜群にうまいので何本も追加して飲んじまいました。


ここにこれまた揚げたて熱々の天ぷらの登場です。正直驚きました。こんなにおいしい食事ができるとは思ってもいませんでした。
大体団体旅行の食事なんてテーブルにセットされた冷め切ったものばかりでそこに小さな鍋かなんかが出てきて客の不満を蹴散らす程度のことが多いものです。
ですがこの旅館では明らかに私たちの到着を待って料理を進行しています。美味しく食べてもらいたいという気持ちをひしひしと感じました。

先ほどからの電話連絡はこのためだったのですね。

ここで真打の蕎麦登場です。これがまたきれいに切れているけど腰もあって山芋のぬめりもしっかり感じる絶品でした。期待以上のお料理に社員たちも喜んでガブリついています。

家族連れの社員も何組かいるので常に子供の声が聞こえています。長い間身近に子供がいなかったのですが、そばに子供がいるってなかなかいいもんですね。世話をする親は大変でしょうけど。

金沢弁ではこういう状態を『愛想らしい。』と言います。標準語に直すのは難しいけど可愛いと趣があるを足して二で割ったような状況を指します。

30人の団体には広すぎるほどの部屋で、少し暖房が入っていました。そういえば外はかなり寒かったです。
美味しい昼食を食べた後、とうとう善光寺に向かいうわさに聞いていた真っ暗闇の回廊を一列になって進みました。酔っぱらいすぎてかなり危ない人もいましたが何とかみんな暗闇の中で阿弥陀様へとつながっている鍵に触ることができたようです。

ここでまた記念撮影です。

この後門前の仲見世でお土産など買って金沢へカムバックしました。
帰りのバスの中はゴルフの中継を必死で見る社長の声がエキサイトしていましたが皆はお休みタイムのようでした。


金沢に戻ると参加者の夕食用のお弁当が届けられていました。みんな喜んでもらって帰っていきました。

至れり尽くせりの豪華弁当を食べながらうちの社長もなかなか良いとこあるなと少し感心してしまいました。ちょっとだけ株の上がった柿市商店 代表取締役様です。


今日は昨日ざっくりと報告したバス旅行について書いていきたいと思います。


何十年ぶりかで催されたバス旅行は金沢から長野の善光寺を目指して出発しました。

意外とベテランや新人が入り混じっていて中堅どころが不参加です。あとなぜか事務職の人たちの参加が少なかったですね。
乗ってすぐに朝ごはんのお弁当と飲み物が配給されました。

でかいおにぎりが3個も入っていてちょっとボリューム過多ですがおかずはつまみにもなる優れものでおにぎりもおいしかったです。
ビール、酎ハイ、焼酎、日本酒、お茶やジュース、炭酸飲料と結構揃えたつもりでしたがお茶が人数分無いと叱られました。何人分とも聞いてなかったので適当に1ケース用意しただけです。
淹れたてのコーヒーも添乗員さんがサービスしてくれたので快適な出だしです。まかない婦は天狗舞さんの秋あがりの純米大吟醸を持ち込みみんなにおすそ分けしようと思ったのですが日本酒を飲もうという人がほとんどいなかったので途中で取り戻してきてほとんど一人で飲んでいました。

用意したアルコール類の中にワインがないのは岩の原葡萄園がコースに組み込まれていたからです。下手に安くてうまいワインを用意などしたら場を壊すことになります。

岩の原葡萄園の第二号石蔵です。古めかしい看板は昔からのものですね。

中はこんな風になっていて樽の中でワインが寝かされています。ひんやりと冷たいのは雪室があってその冷気を送り込んでいるからだそうです。
樽にはおよそワイン100本分のワインが仕込まれるそうです。

さっきの樽よりよほど大きな古い樽も展示されていました。

こちらは第一号石蔵でワインの貯蔵庫としては日本で最古のものだそうです。

無料の試飲が4種類も用意されていました。丁度この日1年に一度の収穫祭のお祭りだそうで出店やステージなどもあり楽しそうでした。
そのイベントの場で有料の試飲もやっていました。金賞を取った4000円以上のワインが400円で飲めると聞いて飲んでは見たのですが、もっとお手軽な値段で旨い外国産のワインがいっぱいあるなぁというのが正直な感想です。

ですがこれはワイナリーならではの飲み物です。ペルレというのだそうで、これを熟成させると高級な白ワインになるそうです。仕込んで2~3日のワインだそうでシュワシュワと発砲しているジュースのようでした。
なんかこの時点でちょっと飲みすぎな感じですが楽しいです。


この後バスは戸隠神社に行きました。かなり肌寒かったですね。

ずいぶん立派な神社でした。

せっかくなのでみんなで集合写真を撮りました。

立派なご神木が何本もありましたね。これはその中の一本?です。
今日はここまでにしておきます。ちょっと長くなりすぎたみたいなので・・・
ではまた明日。


ついさっきバス旅行から帰ってきました。
参加者は社員の家族も入れて30人と当社の社員数からいえば半分ほどの人数だったような気もしますがとにかくみんなで行って、食べたり飲んだり子供たちの声を聴いたりと、超家庭的な当社としてはとてもいいバス旅行になったと思います。
この様子は明日にでもアップしようと思っていますが、無理して海外に行かなくても近場の旅行でも良い親睦になるのだということがよくわかりました。
来年もこの企画でもっとたくさんの社員が参加してくれれば嬉しいのですがね。
ではみなさんお休みなさい。まかない婦たちは社長が帰宅用に用意してくれた弁当を食べて幸せに眠りにつくことにします。
ホナ。


実は今日栄養士会の勉強会に行かねばなりません。

そして明日は柿市商店からのバス旅行が決行されます。
いつも恰好をまるで構わないまかない婦ですが、少しは小奇麗にしていきたいと思いました。特に髪の毛に白髪が目立ちみすぼらしいことになっていたので昨晩夕食後に洗面所で髪を染めたのです。
しばらく置いた方がよいかと思いテレビを見ていたらその番組が面白くて30分以上見入ってしまいました。そして流してしまおうと思い風呂に入ったところで大変なことに気が付きました。
水道の水が出ません。


もちろんお湯だって台所の水だって出ないのです。
・・・どうするんだいこの頭・・・

なんてことにはならないまかない婦です。風呂桶のお湯で髪を洗いなんとか事なきを得ました。
昔山小屋で働いていたころシャワーなんかなくて風呂桶の残り湯で髪を洗っていたのでそんなことはお手のものです。
ですが痛い手首で風呂の湯を汲み続けるのは結構辛かったです。

風呂桶の半分ほどのお湯は使ってしまったかもしれません。昔山小屋では遠慮して残り湯も思う存分は使えなかったのですから思えば昨晩は贅沢をしました。
そして染め上がった髪を見てギョッとしました。何か妙に黒い・・・
どうやらメープルブラウンとダークブラウンのヘアカラーが箱と中身がミスマッチで入っていたようで栗色の髪にしようと思っていたのに真っ黒黒助になってしまいました。
世の中うまくいかんときはこんな様なものです。
翌朝起きたときには断水は解消されていました。何だったんだろう・・・

とにかくこんな下らん出来事がしょっちゅう起こるので妹などはまかない婦のマイナスオーラがまがまがしきことを惹きつけているのだというのです。
もう少しましなものが惹きつけられると良いのですがねぇ・・・


昨日ラジオを聴きながら仕事をしていると石川県にも暴風警報だか注意報が発令されたと言っていました。
握った包丁を下に置き、たまたま遅くまで会社にいた社長のところへ走りました。

「ここにも暴風が吹くらしい。頼むからビルの前に積み上げてあるバットや籠をなんとかしてほしい。」
以前からまかない婦兼自社ビル管理人になっているこの身には強風のため道路に散乱する籠を拾い集めるのが大きなストレスになっていました。
お天気最悪都市金沢は雨や雪ばかりではなく結構強い風も吹いたりします。



特に自社ビル前はひどい風が吹き、何度言っても物をしまうことのない当社社員によってうずたかく積み上げられた大型の籠がぶっ飛ばされ車の通行のできない道になることもたびたびでした。
ですが最近ではもうそれを言い続ける気力もなくなり恨めしく見上げるだけになっています。

しかし、暴風が吹くと保障された日くらいはしまってもらわなければまた大変なことになります。下手して通行人を直撃でもしようものなら・・・考えるだけでぞっとします。

社長の顔には『またか。』と書いてありました。まかない婦がこの苦情を社長に訴えたのは2度や3度ではありません。
まかない婦は心で訴えます。『だけとなぁお前、ここに住んでみろよ。どんだけ嫌なことばっかり茶飯事で起こることか・・・』社員が交通事故を起こしたり、違法駐車でクレームの電話がかかったり、暴風ででかいシャッターがカーテンのように風にヒラついたり、けた外れの雨漏りでどうしようもなくなったり、火災報知機が鳴りっぱなしで止まらなくなったりエトセトラ、エトセトラ・・・
社長は嫌な顔はしましたが誰かに言いつけて籠をビル内に仕舞わせてくれたようです。

そして案の定夕方6時過ぎから強い風が吹き始めました。ゴロンゴロンと普段は聞かない音が聞こえたので通りをのぞいてみると当店の自販機用ゴミ箱がぶっ飛んで行って、遅くまで残っていた社員が抱えて戻ってくるところでした。
お礼を言いながら風の余り当たらぬ位置にゴミ箱を置き、まだ飛んでいく可能性のある樽や植木を壁際まで後退させます。
やっぱり風は吹きました。あの籠をしまってなかったら遅くまで残っていた3人ほどの人間がひどい目にあったことでしょう。
嫌~な顔されても言ったかいがあったというものです。
体は丈夫でも心ばかりやけに細いまかない婦、苦情をすらすらと言えるのは身内だけと言う体たらくですが、言わなければならんことは言います。
まあ、社長は弟なので身内ですが意外と切れキャラなのであまり刺激したくないのです。爆発するとわかっている地雷をわざわざ踏みに行くこともおろかですからね。
ほな、また明日。

ああ、明日は栄養士会の勉強会に行かなければなりません。ヤダヤダ!だって栄養士として全く働かなくなってもう20年です。
ついさっき妹にも言われました
「毎回毎回嫌だ嫌だって言って、なんのために続けとるが?あんたみたい小心者が会社のためになるような活動出来るはずないやろう。」
おっしゃる通りなのですが、何かできる可能性が少しでもあるならそれをやらないのは悪いことのような気がするのです。そんな0.000000001%の何かできるかものために明日も苦行の時間を過ごすまかない婦です。( ̄^ ̄)ゞ