まかない婦のお勝手ブログ
私は柿市商店という石川県金沢市の八百屋で働いているまかない婦です。 自分の周りに日々起こる、おかしな出来事などを取り上げて、ブログを書いてみようかなと思っています。
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特にハッピーでもないまかない婦です。

今日は昨日に引き続きの厄介な食材の話です。
紫色のジャガイモ、シャドークイーンを10kgほど渡され、途方にくれながらもコロッケ風の揚げ物にすることにしました。

昨日の時点でここまでやってあります。茹でて潰し、豚小間と玉ねぎを炒めて混ぜ合わせ塩コショウで味付けしてコロッケの大きさに作りました。
本来ならここでフライ衣を付ければよいのですが、それよりもっと良い方法を思いつきました。大量在庫の人参をミキサーで潰し衣にします。

今日は3~4本潰しました。

これに大量の薄力粉と片栗粉を加え人参衣を準備します。
さっきの紫の種にこの衣をたっぷりと絡ませて揚げていきます。

揚げあがりはこんな感じです。人参の衣なのでオレンジ色ですね。

切ってみるとこんな風になっています。食べた感じはジャガイモというより里芋に近いかも?しっとり、ねっとりした感じです。
社員はさぞかしドン引きするだろうと思っていましたが、肉をたっぷり入れたためか味は上々だったらしく文句を言う人も居なくて「美味しい、美味しい。」と言いながら食べていました。シャドークイーンというジャガイモがあることをあらかじめ知っていたこともドン引き度を下げていたようです。
柿市社員なかなか侮れません。

そんな訳で紫色だからと拒否する人間も1人も居ず、シャドークイーンは無事社員のお腹の中に消えていきました。
めでたし、めでたし。

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今日素晴らしい能登松茸が入荷してきました。

これです。松茸のシーズンももうじき終わりですが今日のこの松茸はなかなか見事です。
今年は能登松茸がずっと高く社長も困っています。高い=物が無い、らしいので色々な取引先から松茸を送ってくれと言われても期待に応えられないと言っていました。
大人気の能登松茸と違って困った野菜も厨房に上がってきました。

これなんだと思います?石鹸じゃありませんよ。

シャドークイーンという果肉が紫色のジャガイモなのです。
注文が有ったので取り寄せたらしいのですが、一箱全部は必要なかったようで長期在庫品になっていました。今朝担当者に渡されてまかない婦もどうやって使ったらよいのか迷いましたが、明日コロッケ風の揚げ物にすることに決めました。
母に皮をむいてもらったのですが・・・

この有様です。母のぶっ潰れたような不細工な親指がますます不気味に見えます。


母はブツブツ文句を言っていましたが、洗っても取れないこの紫色をレモンでこすって落としていました。

ほら、綺麗になったでしょう?八百屋の知恵ですかね。牛蒡や玉ねぎのあくもレモンで綺麗になりますよ。
さてさて、明日の揚げ物はどんなことになりますやら・・・?
きっとみんなドン引きするだろうな~

こんな食材10kgも渡されてもちょっとばかし困っちゃうんですよね・・・味は普通のメークインと同じような感じなんだけどなぁ・・・

今日金沢はずいぶんと冷え込みました。社員はみんなダウンのベストなどで防寒をしています。
寒いことになっているのは気候ばかりではありません。当社の冷凍室が大変なことになっています。
まるで氷のナイアガラ。しかもこいつが日に日に冷凍室内を飲みこもうとしています。


大きな氷のベロのようです。

その舌先はすでに一番手前のドアのところにまで達しています。
まかない婦の在庫品である冷凍コロッケや肉団子も氷に飲み込まれ取り出し不能になっています。このままでは冷凍庫としての役割を果たせなくなりそうです。ただ今使用できる範囲は50%ぐらいでしょうか?
氷のベロはすべてを飲みつくして巨大な一個の氷柱になろうとしているようです。
何とかせねばと考えて先日は大きなくぎ抜きと先のとがった金づちでようやく氷に飲み込まれそうになっていた鶏肉を救出することに成功しました。

その時ふと思ったのです。『親父のピッケルが有るのではないか?』
まかない婦の亡き父は登山が趣味で、山道具やウエアーを海外から取り寄せたりしていた強者です。あいつなら絶対にピッケルを持っているはずです。
さっき探しにいったら、やはり立派なピッケルが出てきました。

道具を大事にしていた父らしく、きっちりとカバーが掛けられていたのでどこも傷んでいません。しかし、これで冷凍庫の氷をぶっ叩くのが父の意に反していることははっきりしています。
「お前が雪山に登るというのなら使っても良いが、冷凍庫の掃除のためにわしの大事なピッケルを使うことは許さん!」

親父のガミガミ声が聞こえます。

どっ、しようかな~

つるはし購入を考え、サイトを見ている今日のまかない婦でした。


昨日当社の一大イベント松茸ご飯の日でした。「柿市の松茸ご飯はすごい!」と言われたい。ただそれだけのために社長は何万円もつぎ込んで松茸を買い、洗って切るところまで毎年やっています。

この時期だけは働き者のわが社の社長です。
この後からまかない婦の過酷な労働が始まります。この大鍋に2杯の松茸を炊き、その煮汁でご飯を炊くのですが、3升のガス釜が年代物で温度変化に過敏なのでこれで炊くことが出来ません。炊きあがる前に火が消えメッコご飯になってしまいます。
ですから1升のガス釜と電気炊飯ジャーを駆使して5回に分けご飯を炊きます。その後松茸と生姜の千切りを混ぜ込み塩で加減して作り上げます。

すると出来上がりが6升以上の松茸ご飯になります。松茸は5kg 以上投入しています。狂ったレシピですが確かにおいしいので貼り付けておきますね。


おかずは目玉焼きと里芋の煮物に大体決まっています。
それだけだって結構大変なのですが、その後ご近所や親戚におすそ分けします。
翌日は松茸ご飯を食べに来れなかった従業員と市場で社長がお世話になっている人たちに残った松茸ご飯をおにぎりにして配ります。
前日食べた従業員には椎茸などで代用した炊き込みご飯や混ぜご飯を作ってあんまりがっかりしないようにしています。
これらはすべて平日の仕事以外の番外編なので、勿論普段通りおかずや常備菜なども作りながらの仕事です。
まかない婦だって松茸ご飯は好きなのですが松茸ご飯作りが好きかと聞かれればいいえと答えるしかありません。特にこの3日目のおにぎりや代替え品を作りながらのルーチンワークがきついです。

朝からアドレナリンの力を借りて頑張り続けます。
そんな訳で昼過ぎにはガッタリですが、今回は月末で忙しいうえ義妹が所用で抜けたのでさらに大変でした。
今晩は頑張った自分にご褒美として美味しい酒でも・・・あっ、これはほとんど毎晩か?
そんならせめて少し早くに眠ることにしますか。ヘロヘロのくたくたになったまかない婦でした。



冷蔵室で転んだので尻が痛み、どこぞにぶつけたらしい顔面の傷も痛んでいます。顔面を打った際に破壊されたらしいメガネを見てもどうしてこうなったのか思い出せません。

済んだことを詮索しても仕方ないので今日は先日のサケマルシェの様子をお知らせします。

当日は良い天気で絶好のイベント日和でした。しいのき迎賓館奥の広場で結構な規模で開催されました。日本酒の祭典ですが家族連れも多くてとてもにぎわっていました。新聞では8000人が参加したとなっていました。
天気も良くて長袖では暑いくらいでした。まかない婦は半袖Tシャツで夕方まで過ごしました。

基本的には立食ですが、芝生も乾いて暖かだったので坐ってくつろいでいる人が多かったです。

こんな感じです。

中には椅子やテーブルまで持ち込んでいる人も居たりしてまるでピクニックです。

会場で手取川さんの杜氏さんにお会いしました。手に持った鈴おきさんの紅葉点心を頂きました。手取川の社長さんにはクラスホルダーを頂き恐縮してしまいます。


これは金茶寮さんの四点盛りと加賀屋さんのサラダです。竹葉さんのテントの横に陣取って飲んだり食べたりをつづけました。手取川、天狗舞、夢醸、常きげん、能登誉、末廣などとかなり飲みましたか・・・

この方たちはサケメン5と言われる若手の蔵の後継者です。
夕方5時を過ぎて会場を後にし、地獄のはしご酒の旅に出ました。

まずは妹のリクエストでリニューアルオープンした東急ホテルのラウンジへ行きカクテルと生ハムの盛り合わせを頂きました。ホテルはとても素敵にリニューアルされていました。カクテルも抜群においしかったです。
翌日母と2人でここへ来る予定だったのでマティーニは明日の楽しみにしてゴットファーザーというウイスキーベースのカクテルを頂きました。かなり旨かったです。

その後今度はフラフラと新天地へ出かけ、大のお気に入りの赤城を覗いてみましたがやはり満席・・・またフラフラと歩を進めると以前一度入ったことのある『そのちゃん』のママを見かけ、そのままそのちゃんへIN。
立山の熱燗を頂いて、またぞろフラフラとさまよいつつ足は赤城へ。


覗いてみると空席あり・・・のように見えての予約席だったのですが、補助イスを出して強引に入店。

池月のひやおろしを出してもらって2人で四合飲んだわけです。

どうしても食べたかった自然薯のお刺身はやっぱり旨かった~

この後の記憶を無くし壊れたメガネに至ったわけです。
いったいいつまでこのご乱行が続くのか?我ながらよくやるよと呆れてしまうまかない婦でした。

あっ、妹ですか?どうやら大して旨くもないコンビニスイーツを大量に買い込み、寝ていた家族を叩き起こして食べることを強要したため大ひんしゅくをかったらしいです・・・
まっ、どっちもどっちということで・・・


昨日サケマルシェに行って来ました。その後はしご酒をしてしたたか酔って帰ってきたらしいです。

朝起きたらちゃんと部屋に戻って布団を敷いて寝ていました。ですがメガネが有りません。

ふと思い出した夢の一場面が頭の中によみがえりました。メガネがぶっ壊れてレンズも抜け落ちたという良くない夢です・・・あれっ?あれって実際に有ったことなのかな?
とにかくいつまでも寝ているわけにもいきません。たくさん眠ったせいか飲んだ量にしては爽やかな目覚めでした。
日曜ですがそれなりに仕事があります。まずは出番の人たちの朝ご飯代わりのオニギリを作って一階に下りて行きました。
すると、今日の出番の中にわが妹の旦那が居り、まかない婦を見つけると憎々しそうに「クソ酔っ払い!!信じられん!親の顔が見たいわ、毎日見とるけど!」と、おっしゃったのです。
勿論その言葉はまかない婦に向けて言われたものではなく、自分の妻であるわが妹に発射された弾です。

どうやらわが妹何かやっちゃったらしいです。

わが母も義弟と一緒に一階で働いていたのですが義弟から発散される何やらの不満のパワーに怯えてさっき三階厨房に来てこぼしていました。妹はなにをやったのか?聞くのもちょっと怖いです。

そんな訳でサケマルシェの詳細は明日以降にお知らせします。
あっ、メガネさっき見つかりました。やっぱりぶっ壊れて形がゆがみ、レンズも取れていました。そればかりではなくどこぞの鉄柱にでも頭をぶつけたのか目の上に痛々しい傷が出来ていました。
オイまかない婦、あんた何やったのけ?


ぶっ壊れたメガネは何も教えてはくれないようです・・・

今日金沢では酒マルシェという日本酒のイベントがあり、まかない婦も妹と2人で行く予定です。去年は1人で行ったのですが、大酔っぱらいに酒をぶっかけられそれを憐れんだのか宗玄の営業の方がそれ以来親しく来店してくださるようになり、良い関係になれました。
大酔っぱらいとまかない婦が喧嘩をしたわけではありませんよ。大酔っぱらいの叔父さんはまかない婦に宗玄さんの酒がいかに旨いかを説明しようとして酒の入ったグラスを高々と上げたため中のお酒がまかない婦めがけて飛んできただけです。

そんなおかしな目に遭いやすいのは昔からなのですが、妹に言わすととんでもないマイナスパワーがこの世のおかしなことをまかない婦にひきつけているのだそうです。
まあ良いですよ、それで蔵元の方と仲良くなれるのなら酒ぐらいいくらでも浴びます。できれば旨い酒でお願いしたいけどね。

そんな訳で今日もどんな禍々しきことがまかない婦に起こるのか楽しみですよ。
ホナ、多分明日どんなだったかお知らせできると思いますのでお楽しみに。


P.S. 既に禍々しきことが起こりました。妹に命令されバックヤードの冷蔵室に酒を取りに行ったのですが、大きな架けハシゴがあって邪魔だったのでどかそうとしたらハシゴごとぶっ倒れてしまいました。
重いハシゴなので品物にぶつかったら大惨事になるところでしたがたまたま何も無いところに倒れたので品物の損害はありませんでした。良かった良かった。


せっかく何年振りかで温泉へ行ったのに大雨風の悪天候で観光も出来ず戻ってきました。

同じ日に当社のゴルフコンペもあったのですがこちらも雨降り。

まかない婦のせいではなく、単に石川県というのは天気が悪い土地なのだと思うのですが違いますかね?
とにかくお泊りの翌朝は朝ご飯の用意をしなくても良かったので朝の7時まで寝ていました。

本当は夕方まで寝ていたいくらいですがチェックアウトが10時なのでそんな訳にも行きません。


朝食は昨日の場所ではなく1階のラウンジです。

海を間近に見ながらのバイキングです。ここでは新鮮な野菜をさっと茹でていただきます。

パンやフルーツ、ヨーグルトなども豊富に用意されていました。

まかない婦の朝食です。ソーセージにスクランブルエッグ、豆のサラダとスライスオニオン、豆苗と小松菜の茹で野菜、牛乳とおかゆ、梅干、焼き海苔、納豆などを頂きました。

フルーツとヨーグルト、コーヒーで締めました。大変結構な朝ご飯でした。

この後チェックアウトしたのですが、せっかくなので和倉温泉を観光しようと荷物を預けて散策に出ました。
ところが数メートル歩いただけでびしょ濡れになってしまったのです。


まかない婦はすぐめげてしまいましたが、ここで母が温泉卵に強い執着を見せました。そう言えばいつも温泉へ行くと温卵を買ってきています。
ところが、温泉街の売店では生卵しか売っていません。これを買って源泉で自分で作るのが和倉温泉流のようです。総湯なら出来たものを売っているというので足を延ばして総湯まで行って来ました。

とても立派な建物ですが雨風がひどくて総湯の垂れ幕は吹き上げられて屋根に貼りついています。

とにかくようやく温泉卵を買って虹と海に戻りました。これ以上散策するのは不可能です、諦めて金沢へ戻ることにしました。

送迎バスで和倉温泉駅まで送っていただけました。ここから七尾駅までのと鉄道に乗ります。

この列車が『花咲くいろは』のラッピング列車です。

乗るのが楽しくなるような華やかさです。

内側も良い感じになっています。

七尾駅から金沢までの普通列車も負けずにお絵かき列車になっていました。とうはくん号というのだそうです。

長谷川等伯という七尾出身の絵師をモチーフにしているみたいです。こんなことでもちょっと楽しく感じるものですね。金沢だったらひゃくまんさんか?あれって・・・どうよ?
まあ、ひゃくまんさんへの不満はさておいて、すごすご金沢に帰ってきたのがお昼過ぎ、帰ってレトルトカレーを食べるのも少し悲しかったので駅中の『加賀屋』さんでお昼を頂くことにしました。

ヒレカツご膳1300円税別です。勿論美味しかったですよ。茶碗蒸しの中に入っていたのが餅なのか白玉なのかが少し気になっていますがどれも美味しかったです。
ああ、ご馳走様。一泊二日の温泉行きを充分堪能した雨女でした。



和倉温泉の『虹と海』へ母と2人で行ってまいりました。母が新年会のじゃんけん大会でゲットした賞品です。加賀屋グループのこの旅館は外観内装とも大層おしゃれな感じになっています。

あいにくの天気で海からの雨風がビュービューと吹きすさんでいましたが、空にはカモメが舞っていました。

エントランスがおしゃれすぎてややわかりにくい入り口です。右のこげ茶色の大きな自動ドアが入口ですよ。

お部屋はたった2人にはもったいないほど立派でした。この部屋の他に和室の寝室が一つあります。そこはほとんど開けてもみませんでした。


だってベッドルームがちゃんと有るので別々の部屋で寝たいのならそれも良いのかもしれませんが、母娘ですからね。
平日だったのですが団体のお客様が入っておられてメインダイニングはたいそうなにぎわいでした。
まかない婦たちは団体客より30分早く食事を始めたので、特に不都合は無かったです。

前菜とお刺身だけはテーブルに持ってきてくださいますが、後は自分で好きなものを取りに行くバイキング形式です。これは前菜です。

お刺身はとても良い状態でした。盛り付けも美しいです。甘海老が透き通っています。

本当は鍋なども好きな具材を入れて作れるのですが、栄養士のさがか適量が分かってしまいます。ミニミニ小鉢に盛り付けられた胡麻豆腐や野菜ステックなどを頂いてきました。
メインデッシュは天ぷらと牛肉の鉄板焼きでしたが、その場で焼いているので団体客の前に肉の方を頂いてきました。写真は撮り忘れです。

酒はいつものごとく母が生ビール、まかない婦は赤ワインを頂きました。カッシェロ・デル・ディアブロのカベルネだと思います。久しぶりですが美味しかったー!


母の命令で中島菜の冷やしうどんもゲットしてきました。
この後温泉に入り、一階のバーへ繰り出したのですが誰一人おらず・・・

フロントまで行ってバーテンダーの方を呼んでもらいました。何でもバーを利用されるお客さんがほとんど皆無だそうで、そう言えば夕食のときあれだけ沢山の人が居たのにだーれもいません。
どうやらみなさんお部屋で話しながら飲んでいるようです。一枚板のカウンターが泣いていました。



念のために持ってきてあった白州の12年をナッツとチョコで部屋飲みしました。やっぱ白州は旨いです。焼酎はちっともおいしいと思わないのになぜ同じ蒸留酒のウイスキーは美味しいと感じるのでしょうか?不思議です。
長くなったので続きはまた次回にします。
今日は他にも特筆すべき出来事がありました。取引先の北陸副支社長さんが事故以来初めて顔を見せてくださったのです。
買い物から帰ってくると見慣れない人が当社食堂で食事をされていたので誰だろうとじっと見てみると副支社長さんでした。まかない婦びっくりしてしまって何度も「生きていたのですか?」とか「歩けるんですか?」などとぶしつけな質問を連発してしまいました。
先日電話でお話しした時は「アバラの折れちゃった方のですか?」と確認した次第です。かのお取引先には同じ苗字の方がいらっしゃって分かりにくくなっているのでこんな質問になりました。
とにかく周りの人たちが元気になって行くのは本当に嬉しいことです。退院された常連の奥様にはまだお目にかかっていませんが、とりあえず退院と聞けただけでもうれしいですよね。

そう言えば昨日も杖代わりにトレッキングポールを使っているおじいさんを見かけました。昔は山ヤだったのかしら?
当店に時々いらっしゃるお客様は昔山ヤで今はダブルストックでゆっくり歩いておられます。ゆっくりゆっくり良くなってくださればまかない婦も嬉しいのです。

なんだか物事が良い方に動き出しているような気もします。大雨風の最悪の天気の中の温泉行ではありましたが札付きの雨女としてはそんな些細なことはどーでも良いと思えます。雨なんて災害にさえならなければ文句を言うほどのことでもないですよね。



ですがさすがに疲れたのでブログは明日書かせていただきます。ごめんねごめんねー


最近柿市商店ではお昼御飯にデザートの果物が付くことがあります。一部傷んだものなどを従食用に上げてくれる人が居るからです。時には捨てられそうになっていたものを義妹が持ってくることもあります。
昨日はハネジューメロンが出ていました。

でも今回のハネジューはこの品種の割には美味しかったです。ハネジューってけっこう大きなメロンなので果肉も厚いですね。きれいな薄緑色の果肉です。
ところがこのメロンを見て「プリンスメロンですか?」と聞いた愚か者が居ります。

果肉の厚さが全然違うし、プリンスメロンの果肉は薄いオレンジ色です。しかもこの時期プリンスメロンはありません。

これが入社したばかりの社員ならまだしも、20年ほど働いているベテラン社員です。
社長はトホホと言って涙していましたよ。
以前にグリンピースの注文を受けたけど無かったからスダチを持って行ったという頓珍漢男が居たけど、近い線いっているんじゃ・・・?
何でもありかよ、柿市商店!!

えっとー、今日のブログは何とか書きましたが明日は無理かも・・・ごめんね、ごめんねー


明日温泉に行くことになりました。

今年の新年会で母がじゃんけん大会でゲットした和倉温泉「虹と海」の宿泊券をやっと使うことになったのです。

温泉なんてどんだけぶりだか・・・あー、去年の尾瀬の帰りに越後湯沢の駅で入ったぽんしゅ館のお風呂が一番最近かな?毎年そこだけは温泉に入ってきたのだけど、今年は時間が無くて途中下車できなかったから入ってないんだ・・・
泊まりってのもどのくらいぶりだか?白峰の望岳苑 さんがオープンの時泊りがけで行ったけどあそこあんな山奥にあるのに温泉じゃないんだ・・・でも部屋についていたお風呂がとても良かったので不満は無いけどね。
あっ、今年は九月の末に尾瀬へ行ったから割と近場で休んでるな。失礼しました。

そんな訳で明日行くという今日になってバスの時間を調べたりしている泥縄状態のまかない婦です。

明日の昼ご飯も当然手抜き飯になる予定ですが、翌日はもっとひどいかも・・・朝はパンで昼はレトルトカレーってことで・・・
でも久しぶりの休日が、ちょっと嬉しいまかない婦です。読んでない本と白州の12年を連れて行く予定です。でも富山県と違ってバーは遅くまでやっているだろうから白州はいらないか?
そう言うことで明日明後日はブログが更新されないかもしれません。ごめんねー


昨日ブログをアップした後、分けあってにこちゃん大王を検索していました。ついでにブログの絵文字の中からにこちゃん大王を見つけ何気に取り込んだまま忘れていました。
そんでさっき自分のブログを開いてみるとにこちゃん大王の絵文字がぽつんとアップされていて、その絵文字に誰かが拍手をしていました。しかも3拍手。これっていつもの拍手より多いのでは?

なんとなく納得できない気もしますが、拍手をくれた人のセンスにこちらも拍手したいです。



さて、昨日は久しぶりに友禅作家の叔父と母の3人で外食しました。叔父はくすの樹さんの方が良いのかとも思いましたが母の提案でとりあえず口福さんに電話を入れて見ると予約が取れました。これで安心して出かけられます。
行き当たりばったりの方が性に合っているのですが、叔父や母はかなりの高齢です。その2人には空振りは楽しくも無かろうと言うことで今度からは予約を入れることにします。
予約した席は小上がりで感じの良い席でしたが隣のおっさんがたばこを吸っていたのでちょっとだけがっかりしてしまいました。たばこを吸わない人間にはあの煙は迷惑以外の何物でもありません。

気を取り直し乾杯です。


付き出しは銀杏豆腐だったと思います。この店の付き出しを見るのが楽しみです。お酒は農口の本醸造無濾過生原酒です。当店では売り切れですがまだ持っている店があるのですね。

梅貝のお刺身です。

金時草と蟹の酢の物は叔父のオーダーですが、小さな器にきっちりと仕事がしてあってこのような料理を頂くことが外食の醍醐味ですね。

この店で必ず頼むジャコと根菜の温玉サラダです。いつも通り美味しゅうございます。



松茸の土瓶蒸しです。でかい甘海老が入っていました。


北陸の珍味盛り合わせです。手前から時計回りに長芋のコノワタがけ、ヘシコと大根おろし、ホタルイカの沖漬け、胡桃とゴリの佃煮です。酒がすすみますよ。

馬刺しは凍っていました。叔父曰くこれで良いのだそうです。溶けるとデロデロで脂っこいと言っていました。

翡翠銀杏です。どうやら油で揚げてあるようです。

焼き松茸も頼みました。今年は松茸が高いと社長が嘆いていましたが・・・

水茄子の漬物です。さっぱりとおいしいものです。

食べた覚えがないのですが湯豆腐を叔父がオーダーしていましたからそれでしょう。

焼きガキです。

〆に必ず食べる茶蕎麦です。自称蕎麦嫌いだった叔父は千葉の法事で泥酔して蕎麦を食べてから蕎麦好きに転じたらしいです。
この後店長さんからデザートのサービスが有りました。とてもおいしかったのですがはしゃぎ過ぎて写真に撮るのを忘れました。残念!

帰るとき店長さんが「たくさん食べてくださってありがとうございます。」と店先まで出て見送ってくださいました。確かにたくさん食べてしまったようですが、こちらこそ美味しいご馳走ありがとうございます。
この後歩いて帰った3人ですが、当社厨房から大根の煮物や椎茸の軸の佃煮などを叔父に持たせました。明日の食卓がにぎやかになるとまかない婦たちよりはるかに金持ちの叔父は嬉しそうにおかずを持って帰りました。
とりあえず久しぶりの外食は美味しく楽しいものでした。次回の割り勘会も乞うご期待!!


今日からとうとう長袖デビューしました。

長袖でも暑いということもなく丁度良い感じです。本当に季節も進み秋になったのだなあとしみじみ実感しています。

今日は土曜日、厨房で点けているラジオから懐かしい曲が流れてくる日です。朝早くには松田聖子でA君が朝ご飯を食べに来た時は岩崎宏美のマドンナたちのララバイが流れていました。
A君岩崎宏美のファンだそうで喜んで聞いていました。若い若いと思っていたけどいつの間にか懐メロに喜ぶ齢になっていたんですね。
そんな訳でそこから昔話に発展しました。もう退職したある社員の話になり、その人のなってない服装の話です。
ま「Bさんの黒いレインコート懐かしいね。あれで働くのも変じゃないか?」
A「レインコートどころじゃないですよ。足首までの黒いマントを着て来た時があったけど、あれでどうやって働けるんや!無理やろう、殺し屋みたいやし。」
こっ、殺し屋・・・まかない婦大うけです。確かに八百屋で働く人の格好ではなかったですね。靴は先のとんがったピカピカのエナメル靴でしたしね。

そう言えばなってない服装の人がもう一人いましたよ。なんと男子社員なのにスカートをはいてきたんですよ。他の男子社員に殴られて帰って行ったそうです。柿市商店結構厳しい会社かも?
今現在もかなりいっちゃってる社員が居ます。あれなんですかね?モヒカン?そんでもってその髪がいきすぎた茶髪の上ヘロヘロ。丁度トウモロコシのひげをもっと赤くしたような感じです。

まかない婦見たとたん大笑いして「トウモロコシか?」と聞いてしまいましたよ。その後トウモロコシの毛は南蛮毛と言うんだよと聞きたくも無かろう豆知識を教えてあげました。
そばで聞いてたA君がまかない婦のあまりに遠慮ない評価に目を真ん丸にして驚いていました。
あれっ?そこまで言っちゃまずかった?だってあんまり変な髪型だったから・・・ひょっとして自分ではいけてるつもりだったとか?
勘違いしちゃってる風な南蛮毛に世間一般の評価を教えてあげたまかない婦です。あーー、会社の中だと結構強気に出れるんだけどなあ・・・


金沢の街がどんどん変わっていきます。新しいビルがいくつも建ちあがりました。
当社酒部の隣にも新しいマンションが建ちました。

ここはもともと当社のメインバンクである福井銀行が建っていた場所です。生まれた時から隣にあった銀行が壊されていくのを毎日見ながら寂しい思いをしていましたが、新しく建ったマンションにいったい何家族が入っているのかも知らず、お隣なのに挨拶することも無くなりました。
ですがメインバンクは相変わらず福井銀行です。石川県ですが福井銀行です。

その福井銀行の当社担当の人が頭取君と呼ばれています。これは彼のお父様が以前福井銀行の頭取だったのでついた当社だけのあだ名です。
その彼が昨日当社食堂でカレーライスを食べていきました。

丁度カレーが出来上がった時に福井銀行さんがいらっしゃいましたと案内があったので声をかけてみたところぜひ食べたいとの返事でした。
何でも、カレーライスと松茸ご飯はぜひ食べさせてもらえと前任者から聞いていたそうで、もう一軒回ってからカレーを食べに戻ってこられました。
お世辞かもしれませんが美味しいと言って2杯もカレーを食べたそうです。う~ん、ちょっと胃もたれしただろうな。昨日のカレーには鶏肉の煮物の煮汁も出汁代わりに入れたのですが、これが鶏皮のコラーゲンでニコゴリ状態になっていました。
ですからいつも以上にヘビーだったのではないかと思っています。
考えてみればカレーを作ったのは久しぶり、ひょっとしたら2カ月以上作っていなかったのではと思います。実はまかない婦大のカレーライス好きなのでカレーにはかなりの手間をかけて作っています。その分登場頻度は下がるメニューです。
その手間暇ですが、さすがに40人分の飴色玉ねぎは作れないので玉ねぎの薄切りを油で揚げて飴色玉ねぎを作っています。
祖母のように高級なルーは使わないので代わりに潰したフルーツなどでコクを出します。この際欠かせないのがマンゴーなのですが、これが無い場合でもパパイアはかなり使っています。今回はブドウや桃も使いました。
そんな訳で金は使わず手間をかけた当社のカレーはけっこう評判が良いみたいです。


これが昨日のカレーとサラダです。金沢のカレーには付き物の千切りキャベツも作りました。他県のカレーに千切りキャベツがついていないと聞いてちょっとびっくりしています。
これは『めった汁』がトン汁の地方名だと知った時と『コケのおつゆ』が全国的には通用せず、正しくは『きのこの汁物』と言わねばならんのだと気づいた時以来の驚きです。

いろいろとあるもんですわねぇ・・・
そう言えば今日、常連のご夫婦で奥様が入院していらっしゃったSご夫妻が来店されたそうです。奥様はまだフラフラするらしく旦那さんの腕につかまって帰って行かれたとか・・・退院されてもなかなかすぐには元通りとはいかないようです。


結構あることなのですが、酒屋の店番をしていると一緒に働いている妹の母親だと間違われることがあります。今日も今日とてそんなことになりました。
時々酒屋で買い物をしてくださる上品な奥様が来店され「あら、今日はお母さんなのね。」と、おっしゃったのです。まかない婦内心動揺はしましたがそれを顔には出さないように頑張りました。

それにしてもまかない婦と妹は4~5才しか違わないのです。ということはまかない婦はいったいいくつに見えるのでしょう?まかない婦の母が今78歳ですからそのくらいに見えるのかしら?
こわごわ鏡に映る自分の姿を見てみたのですがいくら悪く見積もっても80歳には見えんような気がするのですが?
何がまかない婦をさほどに老けさせているのか?だらんと垂れさがったこの頬かしら?そう言えばさっきも妹にブルドックと呼ばれました。
そう言う妹の頬も垂れてないとは言えません。
それとも若い時の神経禿が祟ってのこのおカッパ状態がいかんのか?

うーん、こうなったら髪の毛は植毛するかかつらをかぶり、頬には金の糸を6本ほど通して引き上げ、垂れ下がってきた瞼は少し切って縫い縮めるか?
えっと、そうなるとかなり太っちゃったこの体はどうする?
・・・やっぱほっとくしかないか?お母さんと言われればハイハイと返事をしておけば済むことだものな。

性格的になかなか難しいことではあるのですが、気楽に生きていこまいか!
当社酒部に来てくださっている常連のお客様方、まさかとは思いますが母娘だと思っていますか?実は姉妹です。
そこのところお間違えの無いようによろしくお願いいたします。


朝晩すっかり寒くなってきましたね。今日はコートを着ている人さえお見かけしました。しかしまかない婦は基本半袖です。だって厨房が職場だし、頭に来ることばっかで暑いんですわ。
当社でももう半袖組は3人だけのようです。それが揃ってぽっちゃりなので義妹のからかいの種になっています。



最近の当社厨房では店から上がってくる食材の処理に追われる毎日です。冷凍庫の中にもいろいろなものが溜ってしまいました。その中で鶏皮の冷凍がかなりのスペースを取っていたので12日の日曜日に鶏皮と牛蒡の煮物を作りました。

写真の左側がそうです。ちなみに右はガンドのカマの塩焼きに大根おろしを添えたおかずです。この日はこの2つのおかずを両方食べてもらいました。
丁度出番の社員が鶏皮好きだったこともありここぞとばかりに大量の鶏皮を炊きました。鶏の脂もたくさん採れたので当分スープの時などに使う脂として利用できそうです。
鶏皮の煮物はまずまずの出来でしたがやはりかなり脂ギッシュで沢山は食べられません。その食べられないはずの鶏皮を山盛りにしてお代わりしていた若手の社員が翌日のお昼御飯の時母に聞いていました。
「あのー、昨日の煮物どれだけ探しても肉が無くて皮ばっかりだったんですけど、肉ってどこへ行ったんですか?」
肉はどこへも行っていません。もともと鶏皮の煮物です。

しいて言えば君のお腹の中かな?今まで出してきたほとんどの鶏肉料理に鶏皮を外して使っています。何人か鶏皮が嫌いな人が居るので、全員に出すときはほとんど皮をむいて使っているのです。
だから肉がどこへ行ったのかと聞かれれば社員のお腹の中というしかありません。
てか、こんな質問自体がまかない婦にとっては大うけです。どんだけ肉が好きなんだい?
気が付かなかったけどお代わり用の鉢の中まで肉を探して旅をしていたんだね・・・ゴメンよ、あんたの大好きな肉はもともと一切れも入ってはいなかったんだよ。

それにしても当社社員の食べ物にかける情熱は怖いくらいです。別の社員はスープを見ると必ず箸を持ってきて鍋の中を探ります。スープにはよく春雨を入れるのですが、それをごっそり取ろうと箸を持ち出してくるわけです。
時々春雨の入っていないスープを箸で探っているカシッ、カシッという音がむなしく響いていることがあります。そんな姿もいとおかし・・・
強烈な個性を持つ社員に囲まれながら腹を立てたり笑ったり、それなり幸せに働いているまかない婦でした。


台風が日本列島をベロンと舐めるように通って行きましたね。

特に当社では2ヵ所にひどい雨漏りが有って大変でした。

築90年以上たっていた以前の家でさえ雨漏りなど一度もなかったのに鉄筋コンクリート5階建ての自社ビルではしょっちゅう雨漏りに悩まされています。
原因は換気扇の排気口から雨が入りビルの中にその水がたまって漏れ出してきているということらしいです。社長室などは天井まで変形してしまって大変なことになっているのですが、つい数日前社長室に通じる換気扇を塞ぐ工事をしたばかりだったのでそちらは今回被害が有りませんでした。
大変だったのはまかない婦たちが食事を摂ったりしている部屋と、4階の倉庫です。


勿論そこらじゅう水浸しです。
それにしても雨が強く降るたびにこれではやっていられません。これでも何度も手を加えかなりな金額をつぎ込んでいるはずです。
もともとこんなことになったのは排気口に付けた象の鼻と言われるカバーが短すぎたからなのです。これはこのビルを建てた建築会社のミスなので本来は無償で直してもらいたいところなのですが、あいにくその会社は倒産してしまいどこに訴えようもないという悲しい現状です。
当社の象の鼻は象ではなくアリクイ程度の貧相な鼻です。腹立たしいけど鼻がのびる予定は無いようで、これを交換するには足場を組むという高額工事になるので社長も二の足を踏んでいます。
いえ、二の足どころかオイッチニーサンシーと足踏み状態です。

グズグズした性格の社長が思い切って工事をするとは思えないので当分雨漏りには悩まされ続けることになると思います。

そう言えば初めてひどく雨漏りした時に途方にくれた顔で今は亡き祖母が立ちすくんでいたことを思い出しました。婆ちゃん、ホントにひどいよねっ!
こんな雨漏り程度で文句を言っている場合ではないとは思うのですが、分かっちゃいるけど文句が出てしまう悲しいまかない婦でした。



昨日外出しようとしたのですが相棒の母が美容院へ行きたいと言いだしお出かけはパーになりました。

仕方がないので昼過ぎから布団を敷きゴロゴロしながらケーブルテレビで仁の再放送を見て過ごしました。これはこれでおもしろかったし良いのですが・・・

確かに母の行っている美容院は結構大変です。まず、閉める時間が夕方の4時だそうで、遅めの時間に行くと明らかに嫌な顔をされるらしいです。
昔この美容院は当家のすぐそばにあり、今中心になって働いている姉妹はまかない婦たちの幼馴染と言っても良い相手です。この姉妹のお母さんに着付けをしてもらったことが何度もあります。
ですがまかない婦は高校生くらいまでほとんど美容院なるものには行っていなかったのでここで髪を切ってもらった覚えもありません。
そう言えば中学生のころ床屋へ行ったら前髪を恐ろしく短く切られ笑える髪型になったことがありました。それでも腹を立てることもないということは婦女子としての基礎がもとからなっていないということかもしれません。
腹を立てるどころかこんな羽目に陥った自分の不運がおかしくて笑ってしまいました。翌日何人もの同級生になぜそんな髪型にしたのかと聞かれました。したわけではなくなってしまったのだからしょうがないですよね。

でも、本来変な髪型にされれば怒るのが女子としては当たり前なのです。そうですよね?
さて、母の行っている美容院ですが聞いてみると料金はかなり高めです。かといって特に技術が良いというわけでもなく、以前パーマをかけた髪型が気に入らないと、母が半泣きになって帰ってきたことがありました。
そのまま帰ってくることが出来ずデパートで櫛を買い髪を梳いてヘアスタイルをぶっ壊して帰ってきたのです。それでも何十年もその美容院に通い続けているわけです。何故ですか?
どうやらその辺りも予想は付きます。すぐ側から引っ越して行ったとはいえかなり近所ですから市場などで顔を遇わすことも多々あります。そんな時に気まずい思いをしたくないですよね。相手は何も言わないとは思いますが、まかない婦の例もあります。
行きつけの魚屋さんにしばらく買い物に行かなかったとき市場でバッタリ顔を合わせた魚屋さんに「柿市さん毎度!!」とどやしつけるように言われ、ただでさえ弱々のまかない婦の心は真っ二つに裂け血みどろになりました。


無いと思っていてもあるのが災難ですから母の気持ちも分からなくもありません。
そんな訳で母は多分死ぬまであの美容院に通い続けるのでしょう。ご愁傷様。

まかない婦は近所の別の美容院に行っています。安くて早いのが良いところです。もともと美容院に行くのが好きではないのでそんなところで充分だと思っています。
まかない婦ももうそろそろ美容院に行かなければなりません。チェッ!って感じですよ。ですがとりあえず今日は止めておきます。
今日も今日とて昼食が終わらず、最後の1人を待ちながらブログ書いてるまかない婦でした。


今日明日の連休の割に観光客の姿が少ないと思い、酒屋を開けるのは止めてしまいました。
でも、昨日は新幹線開通150日前だったそうでいろいろなところでイベントがあったようです。一番大きなものは金沢城をスクリーンにしたプロジェクションマッピングかしら?

結構でかいことやってます。
他にも湯涌温泉ではオタク様たちの祭典『花咲くいろはのぼんぼり祭り』があったそうです。当社の社員にも行った人が居て大変なにぎわいだったそうですよ。何でも今年は花いろの声優さんたちも来たそうでオタク様たちはとても喜んだみたいです。
まるびと呼ばれている21世紀美術館でも食に関する展示が行われているようで、ゲリラレストランという食卓で感情を表す食べ物が提供されたそうです。
それから能登の珠洲では日本酒まつりという能登杜氏を囲む日本酒のイベントがありました。まかない婦も行きたかったのですが珠洲は遠いです。

他にもいろいろあってこんなところで静かにブログを書いているのも残念なのですが、まだ食事を食べに来ない人が居るのでお出かけするわけにもいきません。
実は先日立ち寄ったANAホテルで無料のジャズコンサートがあるというので行ってみたいなと思っています。ジャズのボーカルを聴きながらカクテルを飲み旨いつまみでまったりしたいものです。
明日も休みなので気分的にゆったりとしています。さて、ジャズのコンサートは聞けるのか?
さっきから検索し続けているのですが一向にヒットしません。無料コンサートはガセネタか?だったらリニューアルした東急ホテルに行った方が良いのでは・・・迷います。


押し寄せるヘタレ野菜との戦いに毎日奮戦しております。今のところたくさん在庫のあるものは肌の汚いインゲンと大根の切れ端、中国産のネギ、シロナといったところでしょうか?どれも箱単位で渡されているのでやりがいはあります。

昨日タイムカードの機械が新しくなることの説明のため社長が社員を集めた際、ついでにもっと商品である野菜を大切にするようにと諭したそうです。

その翌日である今日、こっそりと捨てるゴミのあたりに潜ませてあった大根です。確かに売り物にはならないかもしれないけど昨日の今日でこれはあんまりではないでしょうか?

実は今日のお昼御飯に社員に食べてもらったサラダはブロッコリの芯を使ったものです。
しかも皮をむき終わり、さあ切ろうかとしたら中が空洞化していたので諦めようかと思ったのですがみじん切りにして使ってみました。

これが

こうなって

こんなサラダになりました。
しかし、厨房ばかりでどれほど頑張っても社員がポポイノポイ捨て野郎ばかりでは苦労する意味がありません。
なんちゃって自分ではかなりやってるつもりだったのですが、クックパッドでブロッコリの芯レシピが他にも沢山あるのに気付いて検索してみたら、何とブロッコリの芯の皮を使ったレシピがあったので上には上が居るものだと改めて思い知らされた次第であります。

まだまだですなぁ・・・


昨日の朝社長がニコニコ顔で大きな箱を抱え厨房にやって来ました。この顔を以前見たことがあります。道路に落ちていた冷凍のスルメイカを一箱拾ってきたときの顔です。

今回は中央市場で捨ててあったアスパラを二箱拾ったのだそうです。見てみると穂先が少し傷んでいて確かに売り物にはなりませんが、捨てるほどのこともない品です。
そんな訳で昨日はせっせとアスパラの掃除です。大量のアスパラが結局今日の従業員食堂の主菜になりました。

アスパラと玉ねぎを豚小間と炒めてキンピラ風の味付けで片栗粉でとじた料理です。本当はオイスターソースの方が良いような気もしたのですが、当社社員は甘辛のキンピラ味が好きみたいなんですよ。
35人分盛り付けてさらに大鉢に一杯残っているのですから、いかに大量のアスパラだったかわかっていただけるのではないでしょうか?
社長曰く「と゜こにでも同じような奴が居る。」だそうです。
なるほど当社にも自分の金で買った物でないためかちょっと傷んだ品物をポポイノポイと捨てちまうおバカさんが何人もいるようです。
しかし無制限に厨房に持ってこられても、処理能力を超えてしまえば無理かもしれません。

今現在手元にある使ってくれ野菜は肌が汚くなったインゲン一箱分、傷んでしまった赤かぼちゃ一個、サニーレタスとグリーンリーフ(ただでもらってきたらしいです)が6個ずつ、ブロッコリ三個とブロッコリの芯20個ほど、ネギ、白菜、アボカド、ミニトマト、キャベツの切れ端、売れ残りの白菜、大根と人参の切れ端・・・こんなところが主なものでしょうか?
何からやっつけようか迷ってしまいます。
とりあえずはブロッコリの芯をサラダにする路線で行こうかしら?それならレタスも使えますしね。
と、まあこんなわけで毎日忙しいまかない婦でした。


昨日駅前のホテルでワインの試飲商談会がありました。申し込みをするのを忘れていて前日に無理やりファックスを入れ参加したまかない婦です。

いえ、まかない婦自身はそのような強引なことはできないのですが妹が手配してくれました。文句も言えません、忘れていたまかない婦が悪いのですから・・・
当店の商材になりそうなものを8点ばかり試飲して、良さそうなものも見つけたので早速仕入しようかと思っています。とは言っても当店は地酒メインの店ですからワインの需要はさほどもありません。
ですが妹の命令で飲んではコメントを付け売っているので、それを面白がって買ってくださるお客様もいらっしゃいます。
その商談会が夕方早くに終わったので、母と2人駅前で夕食を食べようということになりました。

しかし待ち合わせ場所の本屋さんへ行くまでに買い物などもしていたまかない婦は母とジョイントしたころには疲れていました。
それでそのままパンケーキのお店で休憩です。
噂のエッグベネディクトパンケーキ(あっ、東京さではもうフレンチトーストに流行が変ってるって?)を食べて見たかったのですが、前回来た時も売り切れ、今回も完売した後でした。
自分で作るという選択肢もないではないのですが、ポーチドエッグは問題ないにしてもオランデーズソースまではちょっと・・・
仕方がないので今回も海老とアボカドのパンケーキにしておきました。

飲み物はノンアルコールのパイナップルモヒートです。まかない婦がノンアルコールですぜ!商談会で試飲したワインが程よく回ってほろ酔いだったので酔い覚ましです。てか、本当は間違えてノンアルコールの方を頼んでしまったのですが結構おいしかったのでまあ良いかってことです。
パンケーキ2枚は夕食として微妙です。そこで全日空ホテルのラウンジでもう一杯だけ頂いて帰ることにしました。

メニューにはなかったけどマティーニを作ってもらいました。カクテルグラスがおなじみの物よりスリムでこれはこれで悪くない感じです。母はもちろんキールを飲んでいます。

オードブルをつまみに頼みました。幸いなことに鼻をつまんでカクテルを飲まずに済んだので助かりました。まかない婦の母は酒が入ると結構凶暴化します。
オードブルの内容は生ハムメロン、バーニャカウダ、スモークサーモン、五郎島金時のメープルシロップがらめ、金時草のキッシュです。こんな一皿にも加賀野菜を2点使ってあるのに感心しました。
それにしても東急ホテルのラウンジが恋しいまかない婦です。昨日オープニングセレモニーがあったはずですから今日からオープンしているのかしら?当社からもセレモニーに出席しているはずだけどどんなんだったか聞いてみなければ・・・
とりあえずはANAのラウンジも良い感じだったので駅の方に来た時にはまた利用しようと思っています。ほんなこつでした。


最近まかない婦ちょっとイライラしています。仕事が結構きつくて、お昼御飯に間に合わないのではないかと焦ることが多く、常に追われ追われて働いているせいではないかと思います。
そのまかない婦を追い詰められた気持にしている一因が毎日押し寄せるヘタレ野菜です。一日一日が真剣勝負ですが、特にモヤシやアボカドが上がってくると即日使った方が良いので焦ります。時にはメニュー変更も余儀なしです。
ところがこのアボカドが最後の人が食べ終わる頃には変色してひどいことになるので困っています。

上段左端はアボカドを潰してマヨネーズと混ぜたサラダですが、2時間後には泥のように変色していました。


焼き魚の上に見えているのがスライスしたアボカドのサラダです。食べる前からところどころ黒っぽい斑点が浮いています。

これは潰したアボカドとマヨネーズ、山葵、醤油少々で和えたスパゲティです。これが一番変色度合いが少なかったかもしれません。ですがずっと緑のままというわけにはいきません。


左上が角切りにして他の野菜やソーセージと混ぜたサラダですが最終的には角切り野菜の泥ソース和えみたいになっていました。
そこでパソコンで検索して変色を防ぐ方法を探したのですがレモン汁をかけるとか、種も一緒に盛り付けるとかが多かったのですが、アボカドを水の中で切るとか、玉ねぎと混ぜる、チンする、フードプロセッサーを使うなど試してみようかなと思うことがいろいろ提示されていました。
チンして酵素を失活させるというのが有効そうに思います。
ちなみに当社では昨日揚げ物にしてみましたが初めて変色無しで昼ご飯が終わりました。やっぱり加熱か?
とにかく検索のおかげで変色予防のめどは立ったように思います。明日からまた頑張るぞ。


金沢は今朝今年一番の冷え込みで気温は13℃台だったらしいです。寝ていても何となくうすら寒かったですよ。そろそろ毛布も出さねばならんのかもしれません。
そうそう、金沢では5日に金沢市長選挙があり、辞任した前の市長が再当選しました。それなのにその市長の任期が12月で切れるからとまた選挙が行われるらしく、同じ顔ぶれが立候補するらしいのです。
これって意味のあることなのかしら?再選されたのだから今から4年ではダメなのでしょうか?まったくまかない婦には理解しがたい事態です。

訳の分からんお上の仕事が頭上で遂行されるその下で我々ド庶民は地道に働かねばなりません。柿市商店は今忙しさの真っ盛り、何せ松茸のシーズンです。

社長はこの時期大忙し。毎年のようにぎっくり腰になるのも今頃です。どうやら松茸を選別する作業台の高さが合わないらしく小さな社員につかまってお猿の電車のようにヨチヨチ歩いているのを数年前に見ました。笑い事ではないのですが見ると笑えます。
さて、忙しいさなかではありますがしばらく会社を休んでいた社員が居ます。お父様が亡くなられたそうで数日休んで昨日から出社してきました。
出社してきて「これを・・・」と渡された箱は菓子折りかと思ったら温泉卵がぎっしりと入っていました。

葬儀から復帰の手土産にしては卵というのも珍しいとは思ったのですが多分社員のみんなに食べてほしいのだろうと思い朝食を食べに来た一人一人に手渡しました。
みんな卵1個分の幸せをかみしめるように嬉しそうに食べていました。食にかける情熱の半端ない柿市商店社員です。菓子よりやはり卵が嬉しいのかもしれません。
何故卵?とは思いましたが卵で正解なのかもしれませんね。
そうそう、卵の理由は休んでいた社員のお母様が温泉卵で有名な温泉地の出身だかららしいです。彼と親しい社員から聞いてようやく納得しました。
親を亡くせば誰しも悲しいもの、しばらくは忙しく働いていた方が気がまぎれるように思います。早く元気になってくれれば良いのですが・・・

昨日行った整体院で「毎日のブログ更新でよくネタがつきませんね。」と言われ「社員が凄いのでネタには困らないことになっています。」と返したまかない婦ですが、今日も全く困っていません。

そのこと事態が困ったことかもしれないという思いはありますが、ネタに困らない素敵な会社で働いているまかない婦です。
まず今朝、休み前に作った車麩の卵とじの残りを朝ご飯のおかずとして出しました。
するとその中から鶏肉だけをほじくり出して自分の皿に取っている人が居ます。何も監視していたわけではないのですが、普通ではないおかしな動きは目につきやすいものです。心の中では『お前いい加減にしろよ!その姿かなりあさましいぞ。』と突っ込みましたが、口には出さずガン見していました。

しばらく後に来たA君が同じように鉢の中の肉を探しているようなので声をかけました。

A「あった!肉見つけた!」

ほんの一片の鶏肉にそこまで執着するか?怖い、怖いようちの社員・・・


というわけで、肉どころか卵の部分までかっさらわれてほぼ車麩だけになった煮物です。

元はこの真ん中下部に写っている旨そうな卵とじだったのです。元はね・・・
卵とじが車麩だけになったので昨日の従食の残りのブロッコリとソーセージの炒め物を出しました。すると丁度そこにやってきた社員のBさんが、その中からソーセージだけを取って食べているのを見て心底憎しみを感じました。
うちの会社何でこんな人ばっかなんだろう?


嫌になるほどソーセージだらけだったはずですが、たった一人食べただけで野菜中心の一皿になっています。
これだけではないのです。今朝作った味噌汁は大根と薄揚げの味噌汁だったのですが、朝ご飯を食べ終わった後の鍋を片づけようとして義妹がまかない婦に聞きました。「あれっ、今朝の味噌汁の具大根だけやったん?」
いいえ、薄揚げも入れましたけどと答えるまかない婦に「凄いわー、薄揚げなんて欠片も残ってないわ。」と呆れながら鍋を見せてくれました。

汁だけではなく大根も残っているのですが、液面に浮いていなければならない薄揚げが影も形もありません。本当に凄い獣だらけの会社です。
それでいてまだ食べられる食材はポンポンと捨ててしまっています。ですがこれは当社だけに限ったことではないようです。社長が今朝中央市場から春菊を5把拾ってきました。
確かに傷んではいたけど捨てることも無いような状態でした。きれいにしてお浸しに作り当社社員のお昼御飯の副菜になりました。

写真右上がその春菊のお浸しです。誰かが食べながら「春菊が旨い。」と言っていました。

葉っぱを取って軸だけになった春菊を母が捨てようとしたのでキンピラにするからと止めました。
ドン引きの母は捨てられていた春菊を拾ってきた息子と、更にその春菊の軸まで使おうとしている娘に呆れたようです。
ですが春菊の軸は結構軟らかくてキンピラ風に炒めると美味しいのですよ。本当です。

これが出来上がった春菊の軸のキンピラです。もうこうなったらレシピ化してクックパッドに載せちゃうからな!!
そんな訳で獣化した社員と、しまり屋の経営者のあくなき戦いは続きます。めでたし、めでたし。


このブログに何回か登場している当社社員のオニギリ君

そのオニギリ君、だれかれ構わずタメ口で言ってはイカンことを言うおかしな口を持っています。入社したばかりの頃社長にタメ口をきいてどやしつけられたというのは有名な話です。
さて、先日そのオニギリ君にじっと見つめられ我が妹が言われました。

妹「構わんといて!!」
そして多分同じ日にオニギリ君のキラキラ瞳に見つめられたまかない婦に掛けられた言葉は



言われるまでも無くここ数ヶ月でかなり太ってしまったまかない婦です。これではインフルエンザ前と同レベかも知れません。至急もう一度インフルエンザに感染する必要があります。

あっ、勿論言われっぱなしで黙っているまかない婦ではありません。ちゃんと言っときました。

ネパール人の皆さんゴメンナサイ。でもオニギリ君日本人離れしたキラキラ瞳のうえ登山が好きなので・・・
まあ、ネパールへ帰りたいのは彼よりまかない婦ですけどね・・・何せ後一回で二桁の大台にのる渡航暦の持ち主で、香港のイミグレーションで「あんたは添乗員か?」と聞かれた強者です。
ですがカトマンドゥ・ジャーター・ヘイ!カトマンズは遠いです。
しかも行けるかどうかも怪しくなってきました。酒の飲み過ぎか最近脳がおかしなことになってきているようです。昨日も鉢物の蓋を水槽に浸けたつもりでゴミ箱に捨てていました。でもこれまかない婦か?全く覚えがありません。

それから今朝起きてきたらパンを食い散らかした跡がありました。こちらは薄っすら覚えています。

毎夜のように晩御飯の後、カレー食ったり海苔巻食ったり・・・HbA1cもじりじり上がり、せり出してきた自分のお腹と毎夜の餓鬼憑きに脅威を感じている最近のまかない婦です。
カトマンズはますます遠いようです。


今日また柿市商店酒部に要注意人物になるであろうお客様が初来店されました。
その方、ご近所にお住まいの方なのですがビールを5缶配達してくれとおっしゃるのです。理由は「わたくし、手が痛くてビールは3缶までしか持てませんの。」だそうです。どうやらまかない婦と同じ『オババの手首痛』と見ました。

痛いのは本当でしょうが、店員たった一人の当酒屋、ビール5缶持って店を空けるわけにもいきません。今回引き受ければこの先ずーっと引き受けなければならなくなるのは目に見えています。
丁重にお断りするとビールは3缶にして、ワインを一本買っていかれたとか・・・オイオイ、そっちの方ががぜん重くねえか?
しかも「このお店シャブリとかあるのかしら?」と聞かれ、妹が勧めてお買い上げになったワインを見ながら「このワインシャブリほど美味しいのかしら?」とお聞きになったとか・・・
えっ?何か話が違うような・・・
妹「お客様が赤とおっしゃったのでそちらをお勧めしましたが、シャブリは白ワインですから全く違うものです。」
話が通じたのだかどうだか、そのお客様ビール3缶とシャブリとは似ても似つかぬチリの赤ワインを一本買って出ていかれたとか・・・「また来るわ。」の言葉を残して去って行ったお客様に小さくビビるわが妹です。
あっ、念のために言っておきますがシャブリくらいはあります。ただソーテルヌは在庫がございません。開店より今日まで当店にソーテルヌを求めて来店された方は皆無ですので・・・
でも、ハーフのデザートワインくらいは置いたほうが良いのかも・・・検討してみることにします。


今朝出勤してきたらエレベーターの中にぶっ潰れたトマトがたくさんのっていました。

これです。多分誰かが箱ごとひっくり返したか、箱の上に乗ったかのどちらかです。
かなり割れているのでサラダに切って付けるにも難があります。仕方ない、トマトの卵炒めでも作るか・・・

弥四郎小屋で作った時は上手くできたけど、柿市で以前作った時はダメダメな感じだったので今回は作り方を少し変えることにしました。
トマトだけ塩コショウで炒めるとかなり汁が出てきました。前回はこの汁がまかない婦を失敗料理の道に引きずり込んだのでとりあえずトマトだけを器に盛り付け、出た汁の半分に卵を混ぜ込みスクランブルエッグを作ってトマトに混ぜて仕上げました。

これです。前に作った時よりかなりいい感じですが、デパートのデリカで見たものは卵がもっときれいな黄色でした。ということは卵だけで炒めたものなのでしょう。トマトももっと生っぽい感じでした。
次回は又改善するように頑張ります。
トマト嫌いや卵嫌いの人も居るので、売れ残って上がってきた茄子で揚げ出し茄子を作りました。

これです。それなりに旨そうではあります。
あと、売れ残っていた栗の皮をむいて栗ご飯を作りました。栗の皮をむくのを母にも手伝ってもらったのですが虫食いの栗の中にコロコロに太った虫を見つけ大さわぎして社長に呆れられていました。
「お嬢様だからな。」って・・・なんでこの母から生まれた3人姉弟妹全てがド庶民なのかしら?てか、八百屋で生まれ育ってお嬢様然としている母の方が理解不能な存在かもしれません。


あっ、栗ご飯はこれです。たまにも悪くないですね。パラリとかけたゲランドの塩がまた旨かったです。
ああ、塩が旨いなんて言ってるとまたやばいことになります。すでに50年を軽く超えちゃってるこの体、部品の不具合はあって当然。でも何とか騙し騙し生きていかねばなりません。
とりあえずは今晩の献立を野菜中心にしてみましたが、野菜だってドカ食いすれば差し障りがあります。まかない婦の用意した夕食用の野菜ちょっとドカっています。

目標『腹八分目』押し寄せるヘタレ野菜も、食べ過ぎちゃう毎日の夕食もいつものことなのですが、そろそろこの日常を何とかせねばと思う今日この頃のまかない婦でありました。


最近アボカドがよく従食用にと上がってきます。最初はつぶしてサラダにして食べていました。社員にもそれなりに好評なので気を良くしていたのですが、流石に飽きたのかこの頃ではあまり減らずちょっと困っています。
何せこのアボガド君長く置くと色が変色して劇的にまずい見た目になってしまいます。あれではまるで泥パックの泥です。
泥になっても勇猛果敢に食べ続ける猛者が約一名いるのですが、需要と供給のバランスが取れていません。圧倒的な供給量です。

ですが仕入れ担当者を責めるにはちと酷なのがこのアボガドです。青いままでは食べるに値せず、黒く熟してきても食べごろはほんのしばらくの間だけ。少しでも過ぎると果肉が黒くなってきます。
つまり、売るタイミングがひどく短く傷みやすい果物で、食べごろの時に注文が入らないと全部だめになってしまう厄介者です。それに食べごろだと思っても切ってみたらもう黒くなっていたりして返品になることも多々あります。
そこで従食に上がってくるのですが、今日でもう3日連続なのでさすがに食べる人が減ると思いクックパッドで検索してみました。
すると潰してパスタにするというレシピがあったので今日はそれに挑戦しました。

これが出来上がりです。オリジナルよりアボカド多めになっているとは思いますが、目先が変わったためか割とはけました。
このレシピにも感謝ですが、これを探すために検索しているとアボカドの皮が簡単にむけるというレシピがあったので、内心『ホントかよ?』と思いながらもやってみたらほんとにほんとに綺麗に皮がむけたので、皆さんにも紹介しちゃいます。

しやわしさんという方のレシピですが、ほんとにびっくりです。アボカド好きの方是非お試しください。
ということで、今日はアボカドネタでした。
