まかない婦のお勝手ブログ
私は柿市商店という石川県金沢市の八百屋で働いているまかない婦です。 自分の周りに日々起こる、おかしな出来事などを取り上げて、ブログを書いてみようかなと思っています。
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八百屋なのでいろいろ珍しい食材も使うことがあります。例えば紫色のじゃが芋とか菊芋なんかも料理できます。
でも今、私たち厨房チームを困らせている食材があります。ビーツです。
知っていますか?ロシア料理のボルシチに入っているあの赤紫の蕪のことです。
もともと時々食事をしに行く料理屋さんの珍しい野菜をふんだんに使った野菜サラダの中に、高確率で渦巻ビーツが使われていて見た目は美しいけど食べると泥っぽい味がして好きではないなーと思っていました。
渦巻ではなく本来のビーツも同じように泥臭いみたいで漬物担当の義妹が結構困っています。
一応切れ漬けの中に刻んで入れたり酢漬けにしたりしていますが好んで食べている人を見かけません。

これ酢漬けですけどつけ汁の色が半端ないです。食べ物の色か?
でも本当のところ色よりあの泥臭さが問題かもしれません。
そして同じように感じる人が多いのでしょう。ビーツの下処理というところで泥臭さを抜くテクニックが何種類か開示されていました。やっぱりねー。(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪
オーブンで焼いたり蒸し器で蒸したりゆでたりと結構時間もかかるようです。
でき得ればもちっと穏便な食材を渡していただきたいと思うまかない婦でございます。(*- -)(*_ _)ペコリ
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今日社長が嬉しそうに松茸の箱をもってやってきました。


これです。本当のところ松茸の時期はもうほとんど終わりなのですがこんなに立派なお品が入荷しました。中国産だそうです。
カニ漁が解禁になれば松茸の出番は無くなります。ましてやコロナでまだ飲食のお店は完全復活できていません。

だからもともと松茸の需要が減っていて盛り上がりもないままにフェードアウトしようとしていました。そこへ持ってきて思いもかけずのこの逸品です。
どこか腕のある料理人さんのもとに買われて美味しいお料理になってくれれば良いのですが・・・
柿市商店では今日のお昼が「車麩の煮物」になりました。今までは射込み煮風にすることが多かったのですが、どうも無理があるので車麩は適当な大きさにちぎって煮付けました。
肉あんをかけようと思ったのですがたまたま長ネギの在庫がたくさんあったので豚小間と長ネギの肉あんになりました。そこに落とし卵をプラスしています。うん、やっぱりこっちの方が良いね。


肉あんの下になっていてちょっと見にくいですがちぎった車麩が軟らかく煮こまれています。
車麩って多分他県にはあまりないもののようです。煮たものは仙台麩だと思うのですがこちらは揚げ麩なのでやはり違いますよね。
昔は好きでも嫌いでもない興味のない食材でしたが、最近これがかなり旨いと感じるようになりました。当社の社員も嫌っている人は多分ほとんどいないと思います。
郷土料理は案外受けが良いようです。
明日は一応マーボー春雨の予定でーす。


今日社長が食堂にすごく立派な松茸を持ってきて見せてくれました。

これです。中国産の松茸ですが大きくて軸もしっかりしているし見るからに良い松茸です。とにかくでかいわ。

これ一体いくらなんだろう?ちょっと聞くのも怖い感じかな?まあ国産ではないのでとんでもない値段ではないと・・・

松茸だけの写真だと大きさが分かりにくいと思ったので母に持ってもらいました。これで大きさが分かりますよね。
社長がわざわざ店に来るほどの逸品ということです。

松茸に限らず実りの秋です。地物の能登松茸も出ていますし、煮物にピッタリの源助大根も初出荷されました。珍しいところでは黒蜜姫という皮ごと食べられるイチジクが最近人気です。
深まる秋にそろそろ熱燗が恋しいですね。


金沢はこれからどんどん天気が悪くなり、食べ物はどんどんおいしくなっていきます。秋ですね~。


今朝食材を調達しに一階に降りると季節のものを飾るひな壇に能登松茸が並んでいました。

ようやく出始めたらしいです。ただ地物を度外視しても松茸全体の値段が一向に下がらないと社長が嘆いていました。はやく従業員食で松茸ご飯をふるまいたいらしいです。
ご飯と同量ほど?の松茸を入れる狂ったレシピの松茸ご飯は社長の自慢の種です。

これは去年の松茸ご飯の写真です。
必要ないでしょうがレシピも載せておきます。
松茸だけでなく当社のひな壇にも季節の野菜が並んでいます。楽しいですね。
そういえば今日厄介な食材を渡されました。

これです。エディブルフラワーと言って食べられる花です。
生花店に売っている花と決定的に違うのは人の口に入るものとして農薬を控えて作られていることです。安心して食べられしかも美しいのですが実際にサラダなどに添えても食べる人はあまりいないという哀しい存在です。
食べるとほんのりほろ苦いけど気に障るほどでもないのですが、多分ほとんどの人が食べないのでちょっと使いづらい食材です。
自宅のサラダにでも使おうかな?でも母がエディブルフラワーを嫌って食べないのでそれもつまらないところです。
本当は今日のアボカドサラダにつけたかったのですが・・・
食べ物を食べ残されるのがとても残念なのでそれも出来ず、次第に鮮度が悪くなる花をじっと見るまかない婦です。👀

昨日渡されたサツマイモでポテトサラダを作りました。

これですけど明らかにいつも見かける加賀野菜の五郎島金時とは違います。五郎島の方が肌がきれいだし肌の色も美しいです。
それにこの芋長いよね。はかってみたら48cmもありました。
使ってみると加熱したか肉も黄色が強いし、甘みも強いようです。弟に聞いたら『紅あずま』という品種だそうです。違うもんだねー。


こちらが加賀野菜の五郎島金時です。

そんでもってこれが紅あずまで作ったポテトサラダです。
以前に五郎島金時で作ったポテサラのレシピがあるのでのせてみますね。
こんな感じでーす。芋の品種が違うと味もかなり違うのだなあということがよくわかりました。
