まかない婦のお勝手ブログ
私は柿市商店という石川県金沢市の八百屋で働いているまかない婦です。 自分の周りに日々起こる、おかしな出来事などを取り上げて、ブログを書いてみようかなと思っています。
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昨日朝ごはんの用意をしているときに突然社長が現れたのでびっくりしてしまいました。だってでっかい体をしているのに全く音を立てずにそばにいたのでギョッとしたわけです。(゚△゚;ノ)ノ
どうやら筍のあく抜きをしたかったらしいのですが業務用の容量なので鍋も大きく場所を取ります。筍の箱2箱以上は茹でていたと思います。
筍のあく抜きって知っていますか?米ぬかと唐辛子を入れた水で筍を皮ごと茹でます。沸騰してから一時間茹で続け、火を消してから一晩おくのが王道です。
ですがこの様子ではゆであがってすぐに持っていくパターンです。
筍の鍋を火にかけるまではやっていきましたが、あとはまかない婦に丸投げです。ふと見ると落し蓋にピカピカの真新しい鍋蓋をぶっこんでいきやがりました。もっと使い古した蓋でいいでしょ?そこでなぜピカピカの蓋を使うのかな?てか、その鍋終わった後誰が洗うの?
沸騰してから吹きこぼれないように、さりとて沸騰は続くように火加減し過熱していると様子を見に来た社長が火を強くしました。
「あのね、水って沸騰したらそれ以上火を強くしても温度は変わらないよ」
「わかっとるけど、別に吹きこぼれないだろ?」
それはそうです。だって火加減を見て沸騰をキープしてるからね。つまり火を強める必要は皆無です。
さらに大きな菜箸を取ってきて少しかき混ぜていました。何のため?
過熱が終わったものを作業場に持ち込んでいったからそれ以上面倒ごとはなかったけど、午後になってベテラン社員が金たわしが欲しいと言ってきました。
新品の金たわしを渡すと
「社長が筍茹でた鍋そのままほったらかしになっている」とぼそりとつぶやき、しばらくして洗った鍋を持ってきました。
米ぬかの汚れはしばらく水につけておかなければなかなか取れません。多分筍だけきれいにして鍋はそのままだったのでしょう。
かなり迷惑な人です。プンヾ(`・3・´)ノプン
鍋蓋もどうなったことやら・・・昼ご飯用の汁物を作っていた義妹が蓋が見つからないと困惑していましたが、あきらめて同じサイズの蓋を使っていたからそのあとは知らないけどね。大丈夫だったのかしら?(。´・ω・)?
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昨日報恩講も無事に終わり、まかない婦は御膳を片付けるために3階厨房へ、母が仏間の片づけを担当してくれました。
御膳をの中身を片付け、洗ってから一つ一つを柔らかい紙で包んでいきます。最後に風呂敷でひとまとめにして後は仏間に戻すのみです。
この後明日の仕込みなどを少しだけしていたら母がエレベーターから降りてきたのですが苦いものでも食べさせられたようなしかめっ面をしていました。
聞くと、掃除の最後にろうそくを消そうとして仏壇前の座布団に乗ったとたん座布団が滑って手酷く転んだのだそうです。どうも膝がぐにゃりと曲がったと言っていました。
足を引きづっていたのでこれは時間がたつほど悪化するパターンではないかと思いました。まかない婦にも覚えがあります。
転んだその場は何とか歩いて帰宅しましたが翌日ほとんど動けなくなっていました。しかもその痛みがかなり長く続いたのです。いやなパターンです。

まあ心配したほど深刻なことにはなりませんでしたが下手すりゃ骨折→入院→寝たきりの3段活用ですよ。まったく生きているということは一寸先の闇を気づかぬふりで歩いていく危険なウオーキングですよ。
結局従兄宅のお参りごとにまかない婦はてんぱりすぎて使用不可能、母はすっころんで使用不可能になりドタキャンした次第です。ごめんなさい。


今日、義妹がまかない婦に聞きました
「雅美さん、温泉卵どうした?」
どうもしていないがなぜ温泉卵?
「社長が昨日落としてダメにしてたよ」
はっ?なんで?
「牛乳飲もうとしていたみたいなのに、なんかごそごそした挙句卵をパックごと落として掃き掃除しとったよ」
えー、それって全滅ってこと?
「大体牛乳は一番前のポケットのところに入っているのに何で奥にある卵を落とすのかわからんと言ったら、何か赤いものが見えたから気になったって言ってた」
そういえば今朝社長に
「あの十字屋の明太子だれにもらった?」って聞かれたけどそんときにはもうまかない婦の卵は全滅していたってことやね?
社長の言ってた赤いのってまかない婦がこの前冷凍庫の中から出してきたあれか?十字屋だか何だか見てないけどね。
それにしても恐るべきは社長の食べ物に対する深い執着と食べ物方面だけに働く触覚だよね。怖いわー。((((;゚Д゚)))))))
普通自分のものでもない食べ物を気にすることもないけどうちの社長は必ず冷蔵庫チェックして気に入ったものがあったらつまみ食いするよ。さらにもっと気に入ったら家へ持って帰っちゃうよ。誰の許可も不要なようだよ。怖いよー。
そうそう、明太子の確認はされたけど『卵をだめにしてごめん』の謝罪は聞いていません。それでいいのかグリズリー?🐻ガオー

昨日仕事を終え夕食を作ろうとしていた時のことです。
前日買った鶏のから揚げを使ったお惣菜があったのでそれをメインに、イカの胡瓜なます(前日作ったのだけれど食べるに至らなかった)と里芋と鶏肉の煮物で良いなと思っていました。
イカの胡瓜なますはイカを弟である社長に昨日分けてやったためイカ成分が不足していますが、今日買ってきた万十貝(白貝)があるので追加すれば問題ないと思っていました。
し・か・し保存のために乗せておいた蓋をはずしてみるとイカが一切れもなく無くなっているではないですか。

こっ、これはどう考えてもイカ大好き男の仕業に違いあるまい。
大口開けて驚いているまかない婦を見て母が
「あー、まだこんなもんあるがいや。しゃーなしわしが食うてやるって言ってたよ」と弟の犯行を報告してきました。
それにしても一切れ残らずイカだけ持ち去るとは、外道め!!

でもいいもんね。こっちには万十貝があるもんね。何なら母はイカよりこっちの方が好きだから。
呆れながらも切っておいた生の万十貝をイカの消えた胡瓜の上にONし、さらに追加の胡瓜も切って美味しくいただいたのでした。
しかし・・・イカ男許すまじ。


先日母に鶏ひき肉を炒めてもらっていた時、中華鍋に引いた油がはねたらしく顔をしかめながら母が言いました。
「もー、これあれやね、フェイスブックしんなんね」
(゚Д゚)ノオーイ母よ、そりゃフェイスシールドやろう。
「ああそうそう、そのフェイスシール」
どこに貼るそのシール?
こんな具合で母は絶好調である。


絶好調でなさそうなのは近江町市場かな?底引き解禁になったのに来ているお客さんも魚も少ない・・・
本来ならカレイや甘えび、ガスエビなどがあふれかえるほどにあるはずで、それなりに観光客も多いはずなのにひどくしょぼい。
社長にその話をしたら、多分どうせ売れないから仕入れを絞っているのだろうと言っていた。なるほど、でも新聞によると例年以上に捕れてはいるらしいので買い上げに至らなかった魚たちの末路が心配である。
更に漁師さんたちも困っているだろうに。
負の連鎖が止まらない。1年前には思いもかけなかった今日の日である。